2023年5月19日、映画「最後まで行く」の日本版が公開されます。「最後まで行く」は、2014年に韓国で公開されました。ひとつの事故を発端に極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンスで、「パラサイト半地下の家族」のイ・ソンギュンさんが主演し、韓国で5週連続No１観客動員345万人の大ヒットを記録しました。

第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品に選出され、中国、フランス、フィリピンでもリメイクされました。フランス版リメイクの「レストレス」は2022年2月にNetflixで一斉世界配信されると、フランスをはじめ全世界でNetflixグローバル映画ランキング1位となり、世界中の映画ファンを熱狂させました。

その「最後まで行く」がついに日本でもリメイク。陰謀に巻きこまれていく刑事とそれを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間＝4日間の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感、そして思わずクスっと笑ってしまうコミカルさをスパイスに展開されていきます。監督は、「余命10年」などで知られる、現在の日本映画界をリードする藤井道人さん。主演の刑事・工藤役を岡田准一さん、工藤と対決するエリート監察官・矢崎役を綾野剛さんが演じます。

よっかいちフィルムコミッションのホームページによると、「最後まで行く」は、四日市市でも撮影が行われたそうです。なんとクランクイン・クランクアップも四日市！　ロケ地をまとめてみました。

小牧町（小牧地区コミュニティープラント前）

四日市市から東員町に向かう国道365線からすぐ近くの、新名神自動車道の大きな白い橋脚が特徴の場所です。

道路封鎖をして雨を降らせて大掛かりなカーアクションが実施されたそうです。CM撮影に使うハイテクなクレーン付き撮影機材も登場。アジトに見立て、廃墟感のあるリアルな美術装飾もなされたそうですよ。こちらはクランクインの場所でもあります！

予告動画にも登場します。

三滝通り（四日市市役所前）

三滝通りでは、道路を封鎖して劇用車で派手なカーアクションが実施されました。また、車の走行シーンや走行中のバス車内でも撮影が行われたそうです。こちらでも小牧町と同様にハイテククレーン撮影機器が使用されました。

三滝通り沿いの乾物問屋「伊勢昆布四日市店」は、プロモーション映像に登場します。

二宮メディカルクリニック　

コロナ禍にて約10ヶ月撮影が延期されていましたが、中部の二宮メディカルクリニックが藤井監督の撮影イメージにぴったりという事で、病院の多大なるご協力により撮影が実施されたそうです。こちらはクランクアップの場所でもあります。

二宮メディカルクリニックは、2021年にNHK総合で放送されたドラマ「ドリームチーム」でもロケ地となりました。

日本トランスシティ築港倉庫屋上

見晴らしの良い港湾地区倉庫屋上から、四日市市内の街の俯瞰撮影が行われました。

鈴鹿川河口

ドローンを使用して、四日市市内の俯瞰撮影が行われました。

（有）清水自動車工業所

主人公の車の修理工場として作品内に登場しました。

現在、トナリエ四日市前のサイネージで、岡田さん・綾野さんから四日市市の皆さんへのメッセージが放映されていますので、ぜひご覧下さいね。

私たちの知っている四日市の風景がたくさん登場しそうですね！　ストーリーもスリルがあり面白そうです。映画の公開まであと2週間ほど、楽しみです♪

【最後まで行く】
出演：岡田准一・綾野剛・広末涼子・磯村勇斗・駿河太郎・山中崇・黒羽麻璃央・駒木根隆介・山田真歩・清水くるみ・杉本哲太・柄本明
監督：藤井道人