Yahoo!ニュース

微粉を除去したらコーヒーの味が劇的に変化した。職人が手掛けるミニマルアイテム。

栗田有眞 / ORIFFEEコーヒーライフクリエイター

コーヒー豆を挽いた後、"微粉" は取り除いていますか。

微粉とは、挽いた後の粉に含まれる微細な粉のこと。どれだけ素晴らしいグラインダーで挽いても含まれる小さな粉なのだが、実はこれが雑味を生む厄介者。

オリフィーが普段使う 1Zpresso や Varia のハンドグラインダーなどのハイエンドモデルの場合、そこまで影響を感じることはない。が、それでも微粉を取り除く前と後では味わいにかなり差が出た。今日はそんな微粉を取り除く珈琲考具『パウダーコントロール』を紹介しよう。

振るだけで微粉除去。珈琲考具の『パウダーコントロール』

こちらが今回紹介したい珈琲考具の『パウダーコントロール』。生産はステンレス加工技術がとても高い新潟県燕三条。挽いた粉を網に入れて軽く左右に振ると、粉受けに微粉が溜まるという仕組みだ

サイズは「小 (容量:10g)」と「大 (容量:50g)」の2つ展開。僕は14gの豆を使って200ml淹れることが多いので、少し足りない…。できれば30gくらい容量のある中サイズがあると嬉しかった。今後に期待!

なお燕三条クオリティということで、価格は小が2,200円 (税込) 、大が4,180円 (税込) とシンプルな割に高めではある。

実際に挽いてみるとこんな感じ

除去前
除去前

除去後
除去後

最高峰との呼び声高い 1Zpresso の『JPpro』コーヒーグラインダーで挽くとこんな感じ。中挽きの粉10gあたり、1.4g取り除けた。ハンドグラインダーは色々試してきた方だと思うけど、JPpro は微粉が少ない方。それでもこの量というのにまず驚きだ。

Timemore の『NANO』だと2.3g。僕が調べた感じだと、1万円台以下のミルには2~3gほど含まれてる印象。全体の5分の1を占める微粉を取り除けるのだから、そりゃ味わいも大きく変わるよな。と腑に落ちる

まとめ

こんな感じで珈琲考具の『パウダーコントロール』を紹介してみた。グラインダーやケトルに比べると必須ではないけど、あると何かと便利な予感のするアイテム。オリフィーは毎回ではないけど、気分やお客さんが来た際には使う予定!

▼ブログ『ORIFFEE』でオリジナル記事を読む

微粉を除去できる珈琲考具の『パウダーコントロール』を買った。ここまで味に差が出るならありかも。

コーヒーライフクリエイター

月間5万人のコーヒー好きが読むレビューメディア『ORIFFEE (オリフィー)』を運営。インスタでは日々のコーヒーライフやコーヒーレシピ、コーヒーの撮り方などを発信しています。coffee | lifestyle | interior | 毎日が楽しくなるコーヒーライフをお届け。

栗田有眞 / ORIFFEEの最近の記事