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落とし物から博物館の顔になったぬいぐるみ〜感動の理由…!〜

中山少年エッセイ作家

今から約30年ほど前、山形県鶴岡市の致道博物館にて、駐車場に落ちていましたと落とし物のドナルドのぬいぐるみが届けられました。

約30年前の落とし物のぬいぐるみ

ボロボロだったドナルドを見て可哀想に思った職員さん達は“お風呂に入れてキレイにしてあげたり”、“手編みの服を編んで着せてあげたり”そして事務室の優しい職員さんたちの席をあちこち移動しながら時間を過ごして来ました。

そして数年前、SNSに職員さんが落とし物ドナルドの存在を投稿したところ…「職員の方々の優しさが伝わって来る」「感動した」など多くの反響が!落とし物だったぬいぐるみドナルドは、優しい職員さんに保護されて約30年の時を経て人気者になったのです、!

反響を受けて博物館も、受付で来客したお客さんをお出迎えする「受付係」という任務をドナルドに任せたのでした

SNSで一躍人気者に!すると…

すると、そんなドナルド宛に1通の手紙が届いたのです。「30年前の落とし主からかな…!?」職員さんがおそるおそる手紙を読んでみると…

「30年間ひとりぼっちだったドナルドへ、これからはデイジーと2人仲良くね」と手書きで記されていて、手紙と一緒に“デイジーダックのぬいぐるみ”が入った宅配便の荷物も一緒に届いたのです!

そんな素敵な贈り物の一件もまたSNSで反響を呼び、それからはデイジーのぬいぐるみもドナルドの隣に座って一緒に「受付係」を任せられているというからほっこり。


多様な使い方のできる便利なSNS、悲しいニュースが目立ちますが、こういった“嬉しくなる出来事”がこれからももっと増えて目立ったら良いいなぁと思います。

中山少年(なかやましょうねん)1995年生まれ。東京都出身。東貴博主催「笑塾」3期生。日常のほっこりした発見をコミックエッセイでSNSに投稿している。Instagramフォロワーは9万人以上。

12月29日 掲載

エッセイ作家

日常の漫画を描いてる中山少年です。インスタグラムのフォロワー10万人! 「心の洗浄機」「心へのほっこり電子レンジ」とも呼ばれる作品であなたに癒しをお届け致します(^^)

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