【賢い子になる効果もある?!】子どもの朝食にたんぱく質を取り入れた方がよい理由を解説
私が子どものころ、母がごはんと味噌汁、卵焼きといった朝ごはんを子どものころ用意してくれていました。
現在共働きで幼稚園児を育てていますが、毎日朝ごはんに頭を悩ませています。
本当は母がしてくれていたように作りたいけれど、朝ごはんにいろいろなメニューを取り入れていくと疲れるし、バタバタしてしまいます。
朝ごはんは大切だとは思うのですが…
子どもに効率的に体にいいものを食べさせるには、どんなことを意識したらよいですか?
ご相談いただきありがとうございます。
朝は本当に時間との闘いなので、毎日いろんなメニューを取り入れるのは大変ですよね。
アレルギーの有無にもよりますが、朝効率的に栄養をとるためには、たんぱく質、それも卵がオススメです。
どうして卵がおすすめなのかや、朝でも効率的にたんぱく質を取り入れる方法など解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
朝はたんぱく質をしっかりと!足りないと体内から取り崩される!?
たんぱく質は筋肉や臓器、免疫細胞をつくるために必須の栄養素です。
身体をつくるだけでなく、やる気や記憶力などにも影響してくるため、毎日しっかりとる必要があります。
たんぱく質をしっかりとらないでいると、エネルギーをつくりだすために必要なたんぱく質を体の筋肉を分解して確保するようになります。
これはとてもこわいことです。
また、たんぱく質は幸せを感じるホルモンであるセロトニンをはじめとした脳内ホルモンのもとにもなります。
朝しっかりたんぱく質をとると、精神的な安定にもつながるのです。
卵は良質なたんぱく源
親世代、祖父母世代には、「卵の食べ過ぎによりコレステロール量が増える」と思い違いをされている方がいます。
しかし、食品に含まれるコレステロール量が血液のコレステロールに影響しないという研究結果があり、現在卵は制限しなくてよいとされています。¹
卵には人間に必要な20種類のアミノ酸がバランスよく含まれています。
急いでいる朝でもオススメ!栄養たっぷりの卵かけご飯
急いでいる朝にオススメしたいのが、卵かけごはんです。
ちなみに、生卵を食べていい目安は3歳ごろからなので、それ以下の年齢のお子さんに対しては過熱した卵が安心です。
卵をごはんと混ぜて、レンジで30秒~1分ほど加熱すると生ものに抵抗のある子どもでも食べやすくなります。
カルシウムとビタミンDを同時にとれる、しらすやちりめんを混ぜるのもオススメです。
お豆腐や牛乳も取り入れて、さらにたんぱく質強化!
豆腐の入った味噌汁や、飲み物として牛乳、急いでいるときにはヨーグルトなどをとりいれるのもよいでしょう。
豆腐や納豆といった植物性のたんぱく質と、卵や肉、魚といった動物性のたんぱく質を合わせて手のひら1杯分がめやすです。
朝ごはんだから朝に用意しなきゃ…ではなく、味噌汁は作り置きなどできる時間につくっておいて、温めるという形でもよいでしょう。
まずはできることから少しずつで大丈夫です。
朝ごはんに積極的にたんぱく質をプラスし、子どものよりよい生活につなげていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考文献:1 菅野道廣 卵と健康:コレステロール問題を中心に 日本食品化学工学会誌 2019;66(9):362-367