ハズレのシャインマスカットを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授
八百屋歴10年の青髪のテツです。
8月に入り、桃やぶどうやプラムなど夏の果物の売り場面積が広がってきましたね。
「でも旬の果物って値段も安くないし、当たり外れが多くてなかなか手が出せない」という方も多いのではないでしょうか。
値段については私にはどうすることもできませんが、良いぶどうの見分け方なら提案できそうです。
そこで今回はぶどうの中でも大人気の品種、シャインマスカットについて「鮮度がよくおいしい個体を選ぶ方法」について紹介していきます。
他のぶどうにも応用できる話なので、気になる方は最後まで読んでいってくださいね。
シャインマスカットの選び方
シャインマスカットを選ぶときたった3つのコツを押さえておけば、鮮度が悪い個体を引くことがなくなります。
そのコツとは...
・軸が緑色
・脱粒していない
・皮にハリがある
1つずつ簡単に説明していきます。
シャインマスカットの選び方①軸が緑色
シャインマスカットに限らず、ぶどうを選ぶときは、最初に軸の色を確認しましょう。
私たち八百屋もぶどうの鮮度をチェックするときは、まず軸の色をみます。
鮮度の良いぶどうは軸が緑色をしていますが、鮮度が落ちてくると茶色くかれて徐々に黒ずんでいきます。
つまり、軸が緑色のシャインマスカットは鮮度が抜群というわけです。
シャインマスカットの選び方②脱粒していない
次にシャインマスカットの粒が脱粒していないかをチェックしましょう。
脱粒というのは、シャインマスカットの粒が軸から外れてしまうことをいいます。
その年の気候次第で脱粒しやすくなる年もあるという例外もありますが、基本的には鮮度が落ちてくるとシャインマスカットは脱粒していくんです。
シャインマスカットは比較的脱粒しにくい品種というイメージが私の中にありますが、念の為チェックをして粒が軸にしっかりくっついているものを選びましょう。
シャインマスカットの選び方③皮にハリがある
最後にシャインマスカットの「皮の状態」に注目しましょう。
シャインマスカットは鮮度が落ちてくると、皮のハリがなくなり、しわがでてきます。
ぶどうの85%は水分で構成されていると言われています。なので、収穫から時間が経つと、水分が蒸発し皮にシワができて実のハリがなくなっていきます。
そのようなシャインマスカットは選ばない方が良いでしょう。
【おまけ】シャインマスカットを選ぶときは皮の色にも注目して
これは好みによって選び方が変わるのですが、シャインマスカットの「皮の色」に注目しましょう。
鮮度の良いシャインマスカットは「鮮やかな緑色」をしています。この状態のシャインマスカットは個体差もありますが、スッキリした甘さのものが多いです。
逆に「黄緑色」のシャインマスカットは熟度が高いので、傷みやすいのですが、甘味は強い場合が多いんです。
という話を会社の上司から聞いたときに、ほんとかなと疑って、何度も試食をしてみたのですが、たしかに黄緑色のシャインマスカットの方が甘くておいしいと感じる場合が多くありました。
「鮮やかな緑色」をしているシャインマスカットがかならず甘味が薄いという話ではなく、あくまで傾向だと考えて頂けると助かります。
シャインマスカットの選び方まとめ
今回はシャインマスカットの選び方を紹介しました。
今回紹介したシャインマスカットの選び方を使って、この夏たくさんぶどうを食べて頂けると嬉しいです。
他にも「農家直送でシャインマスカットを取り寄せる方法」や「おいしくぶどうを冷凍する方法と食べ方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。