「画像のようなにんじんは選ばないで!」八百屋からのお知らせ!そのワケとは
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
夏の残暑も落ち着いて、かなり秋らしい気温になってきましたね。
秋といえば、栗、きのこ、にんじん、ブドウ、梨など秋の味覚がおいしい季節です。みなさんはどの食材をよく食べますか?
その中でも年中通して人気がある秋が旬の食材といえば、にんじんです。
にんじんはカレーや煮物、炒め物やサラダなど、さまざまな料理用途がある食材ですよね。秋のにんじんは鮮やかな赤色と甘みの強さと柔らかさが特徴です。品種にもよりますけどね。
そんなこれからの時期美味しくなってくるにんじんですが、選び方を間違えているかたが多くいる野菜なんです。
そこで今回は「新鮮でおいしいにんじんの選び方」を紹介していきます。
新鮮でおいしいにんじんの選び方
新鮮でおいしいにんじんの選び方を紹介します。
軸の切り口が綺麗
新鮮なにんじんを選ぶ時は最初に茎のあった部分、切り落とされた後の軸の部分を確認しましょう。
この軸が切り離された部分の切り口が黒ずんでいるものは収穫から時間が経ち鮮度が落ちている可能性が高いんです。
この切り口の部分がなるべく綺麗なものを選ぶと良いでしょう。
軸の切り口が小さい
味がよく栄養分が多く含まれているにんじんを選ぶときも、同じ部分をチェックします。おいしいにんじんを選ぶなら、軸の切り口が小さいものを選んだ方が良いです。
葉がついていた部分の断面がにんじん全体の大きさに対して細いものほど、その先の芯も細く繊維質も少ないのでやわらかいです。
栄養価で見ても断面が太いものほど、葉に養分を取られてしまっているので栄養価も少ない傾向があります。
よく出回っているにんじんの選び方はこの方法で問題ありません。ただ、にんじん農家さんいわく「徳島の春にんじんは軸が太いけど柔らかくておいしいよ」という話を聞いたこともあるので、時期や品種によって、この限りではないようです。
濃いオレンジ色
にんじんはオレンジ色が濃いものほど、βカロテンが多く含まれているようです。
βカロテンは抗酸化作用による老化予防、皮膚や粘膜の健康を維持、夜間視力の維持、 免疫機能の正常化などの効果が期待できます。
なるべく濃いオレンジ色のにんじんを選ぶことで、栄養価の高い個体を食べることができるというわけです。
また、皮の色を見るときに、ハリ、ツヤ、ひげの状態を合わせてみておきましょう。新鮮なにんじんはハリツヤがあり、ひげが少ないんです。
新鮮でおいしいにんじんの選び方まとめ
今回は「新鮮でおいしいにんじんの選び方」を紹介しました。
ぜひ、今回紹介した選び方を使って、これからの時期おいしいにんじんをたくさん食べていただけると嬉しいです。
他にも「にんじんが1ヶ月長持ちする保存方法」や「今が旬のシャインマスカットを農家直送で取り寄せる方法」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。