ボールペンの「インクかすれ」が気になる方は、加圧式を使ってみてください。
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
まず、最初に言っておきますが、書き出しの「インクかすれ」が嫌な人は加圧式ボールペンを使うとそういうストレスが半減、いやいや激減すると思います。ぜひとも加圧式のモノを購入していただき、トライしてみてください。お勧めします。
そういうことで今日は、株式会社パイロットコーポレーションの加圧式ボールペン「Down force(ダウンフォース)」を紹介します。大きなクリップが印象的なこのボールペンは、文房具業界の英知が集結されています。いつまでも存在感を持って輝いていて欲しい逸品です。
ダウンフォースの本来の意味は、自動車が走行する際に空気の流れによって発生する力によって地面に押さえつけられる力のこと(負の揚力)のことを言います。飛行機のように走行することによって発生する力を浮かび上がる力に変えることの反対語ですね。
僕は、年齢的にスーパーカーブーム(※)をくぐってきた人なのでこの言葉の意味がよくわかるのですが、当然のことながら現代の人たちには馴染みのない言葉でしょうね。こういうネーミングひとつとっても楽しく時代背景を考察できるので面白いです。
(※)1970年代後半に、少年漫画「サーキットの狼」の人気をきっかけに起こった流行。
さてさて、話を文房具に戻します。
この加圧式ボールペン「ダウンフォース」の特性を紹介します。
- ノックの加圧でインクを押し出し、書き出しからくっきり書ける。
- 濡れた紙にも、上向き環境でも書けちゃう。インク逆流もなし。
- 大きめのリフトクリップ搭載でしっかりとモノを挟みます。
加圧式というのは、ノックの力で空気を圧縮してインクを押し出し、濡れている紙の上でも、上向きでも筆記を可能にしてしまうシステムのこと。なんと氷点下の中でも書けるんだとか。(まあ、そんなところで書かなくてもいいんですが)そんなすごいシステムなのです。
そして、他のメーカーの加圧式ボールペンと違うのは、リフトクリップ。ここにはスプリングが内蔵されていて、はさむ力を強力にしています。そして、クリップ部分を押すと芯が引っ込むように設計されているので、芯のしまい忘れ防止にも役立ちます。
芯をしまい忘れて、Yシャツを汚してしまう僕のような人にぴったりです。
恒例の試し書きをしてみましょう。水滴があっても、ちょっと滑って薄く書ける感じでしたが、全く問題ありません。これなら屋外で仕事する人たちに安心して書いてもらえますね。そして、この時代にフィットした抗菌剤入りの軸なので、衛生的なのです。
この紹介で、筆記具メーカー主要各社の紹介を一通り終えることとなります。皆さんは、どの加圧式が良かったでしょうか。価格もデザインも色々ありますので、ぜひとも店頭で吟味してからお買い求めくださいね。間違いなく書き出し「かすれ」のストレスは減ります。
では!