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Apple Intelligence、2025年まで使えない機能はこちら

塚本直樹IT・ドローン・宇宙ジャーナリスト
Photo by 塚本直樹

Apple(アップル)が今年の秋に導入する、AI(人工知能)を活用した「Apple Intelligence」。しかし全ての機能が最初から利用できるわけではなく、「一部の機能、ソフトウェアプラットフォーム、追加言語は来年中に公開される予定」だと案内されています。

ここでは、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じている「2025年にならないと利用できないApple Intelligenceの機能」をご紹介しましょう。

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・Siriの個人的なコンテキスト

Siriはユーザーの写真、カレンダーイベント、メッセージ、その他アプリからの情報を取得して、要求に答えられるようになります。例えば、母親の飛行機の着時間を知ることも可能になります。

・セマンティックインデックス

Apple Intelligenceはデバイス上にセマンティックインデックスを作成し、メールや画像、アクセスしたウェブサイト、使用したアプリからデータを取得します。

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・アプリコントロール

Siriがアプリ内の個々の機能をコントロールできるようになり、特定のドキュメントを開いたり、メモがあるフォルダから別のフォルダに移動したり、メールを削除したり、記事を要約したり、ウェブリンクをメールで送信したり、Apple Newsで特定のニュースサイトを開けます。

・オンスクリーン認識

Siriは時間の経過とともにより多くのアプリでユーザーのコンテンツを理解し、それに応じたアクションを実行できるようになります。例えばメッセージで新しい住所を受け取ったとき、それを連絡先カードに追加することも可能です。

Bloombergによれば、メールアプリの新しいAI機能の一部は2024年後半まで準備が整わないと指摘しています。これには、ニュースレターやお知らせ、ショッピングなどのカテゴリでメールをグループ化できる再設計が含まれます。また、「Xcode」の新しいプログラミングコンパニオンとなる「Swift Assist」も、今年後半までリリースされないようです。さらに、ChatGPTとSiriの統合も最初のリリースに間に合わない可能性があります。

Source: Bloomberg via MacRurmos

塚本直樹

IT・宇宙・ドローンジャーナリスト

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IT・ドローン・宇宙ジャーナリスト

IT・宇宙・ドローンジャーナリストとして、専門メディアやYahoo!ニュース エキスパートにて執筆中。以前はドイツ、ウクライナ、現在はミャンマーにて取材中

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