【東京都世田谷区】「豆にはこだわっております。」ひとりでもゆっくりと過ごせる用賀駅前の老舗喫茶店へ
用賀駅前にある30年以上続く老舗喫茶店
世田谷区にある用賀は、ショッピングセンターが立ち並ぶ二子玉川とも、サザエさんの街・桜新町とも異なり閑静住宅街が多く、時間がゆっくりと流れているような雰囲気の街で、時々ふらりと散歩をしに行きます。
そんな用賀の街でひとりでもゆっくりと過ごすことができるオススメの喫茶店をご紹介します。今回訪れたのは、東急田園都市線・用賀駅から徒歩3分の「珈琲譚(カピタン)」です。
入口の木のドアを開けると、トーンダウンされた照明が室内全体を温かく包み込んでくれるような優しい空間。ひとりでもゆっくりと過ごせるカウンター席や、数名でゆったりと利用できるテーブル席が並びます。感染予防のため、入口にはアルコール消毒液、テービルにはアクリル板の設置もあり、感染対策もしっかりとしています。
焙煎度でわけられたコーヒーのメニュー
メニューを見ると、浅煎りから中炒り、中深煎り、深煎りなど、焙煎度で分けられた豊富な種類のコーヒーが揃っていました。そのほか、カフェラテやロイヤルミルクティーなどミルクを使ったドリンクメニューもあるので、コーヒーが苦手な方も楽しんでいただけそう。
トーストとコーヒーの王道の組み合わせ
この日は、中炒りの「グアテマラ・SHB」と、甘いものを食べたいけどお腹も空いていたので「ハニートースト」を注文しました。
煎りたて・挽きたて・淹れたての自家焙煎珈琲
グアテマラのSHBというのは、豆のグレードのこと。グアテマラの中でも標高の高い場所で収穫された最高グレードの豆だそう。
コーヒーを飲んでいると、シャリシャリと音がしたので店内を見渡すと、マスターが入口の焙煎機で豆を焙煎している最中でした。お店で提供するコーヒーは、お店で焙煎しています。
焙煎機の中でぐるぐる回るコーヒー豆を見ていると妙に落ち着くのはなぜだろう?煎りたて、挽きたて、淹れたての3立て珈琲だったらおいしいに違いないですね
はちみつの甘みとバターの塩気がクセになる「ハニートースト」
「ハニートースト」は、きつね色にこんがり焼けたトーストの上にバターとはちみつが丁寧にぬられていました。そういえば注文してから待っている間に、カウンター席から食パンが焼けたチーンの音と共に、トーストにバターをガリガリぬる音が聞こえてきました。そんな何気ない喫茶店の効果音ですら心地よい気持ちになります。
トーストを一口かじると、ガリガリッ!という軽い食感の次に、甘いはちみつとバターの塩気が口の中にふわっと広がりました。トーストの香りの余韻を残しつつコーヒーを一口。ほどよい苦味が香ばしいパンの風味とよく合います。
食パンには酸味がある浅煎りが合うと思いつつ、浅煎り特有の酸味が苦手で、いつも中深煎りのグアテマラにしているのですが、グアテマラ(中深煎りコーヒー)とトーストの組み合わせもいいですね!
豊富なトーストメニューやデザートもあり
今回はハニートーストをいただきましたが、もう少しボリュームが欲しい場合は、チーズトーストやチーズベーコントーストがオススメ。デザートもどれもコーヒーによく合いそうです。
用賀でおすすめの喫茶店「珈琲譚」
このお店はご夫婦で経営しているらしく、お客さんと特に積極的に話したりするシーンはありませんが、その距離感がちょうど良くてゆっくりとコーヒーを楽しむことができます。コーヒー一杯が500円台なのもいいですね。近くに行かれたらぜひ用賀の「珈琲譚」へどうぞ!
【店舗情報】
珈琲譚(カピタン)
住所:東京都世田谷区用賀2-36-8
営業時間:9:00~19:00(時短営業中)
定休日:不定休