【足立区】千住・足立の琳派作品にスポットを当てた特別展『琳派の花園 あだち』は12月11日まで!
今回は、大谷田にある『足立区立郷土博物館』へ行ってきました。
現在、区制90周年記念事業として特別展「琳派の花園 あだち」が開催されています。
<10月9日(日)から12月11日(日)まで。特別展開催中、常設展は見学できません。>
区内の博物館ということで興味はあったものの、なかなか足を運ぶ機会がなかった郷土博物館ですが、現在は特別展を開催中とのことなので初めて訪れました。
とても立派な建物です。入り口の大きな門をくぐり入館します!
入館料はたった200円!音声ガイドでも楽しめる
入館料は、200円でした。大変ありがたい価格設定ですね。
展覧会をさらに楽しみたい方向けに、自身のスマートフォンで聴ける音声ガイドがありました。
館内に掲示されているQRコードを読み取ると聴くことができます。
イヤホンを持っていない方のために、窓口ではイヤホンまでいただけます。こちらは、持ち帰りオッケーでした。
iPhoneの場合は、ジャックを貸してもらえます。
足立の地で花開いた「琳派」作品の数々
日本美術の流派の一つである「琳派」ですが、京都で多く見られる絵画や工芸品かと想像していました。
しかし、千住・足立の地に「琳派」の作品が多く残っていたことは驚きでした。
千住の町が文化の交流の場となり、美しい屏風や掛け軸を楽しむ豊かな文化が育まれていったのは、区民として大変誇らしいことですね。
見ごたえのある作品が数多く展示されているので、一見の価値ありです!
館内2階には、図書室があります。
歴史や民俗に関する図書が並んでいるので、こちらでゆっくりと資料を読んだり、調べることができます。
小学生のお子さん向けの図書も何冊か目にしました。
併設された美しい日本庭園。園内の臨渕亭ではコスプレの撮影も可能です
建物の外へ出ると、日本庭園へつながる通路があります。
郷土博物館に併設された回遊式日本庭園、『東渕江庭園』へ向かいました。こちら入園は無料で、どなたでも入ることができます。
園内には、情緒ある数寄屋づくりの『臨渕亭』があり、趣味の集まりやお茶会など幅広い利用ができる貸し出し施設です。
『臨渕亭』では、コスプレ撮影も可能とのお話し。
興味がある方は、予約申し込みのうえ臨渕亭使用申請書を提出すれば利用可能(有料)なので、ホームページで確認してみてください!
『東渕江庭園』は、四季折々の自然が楽しめます。
これからの季節は、紅葉が美しいですね。
どんぐりが池に落ちる音が響き渡るほど静かな庭園で、木々の中を廻る園路を散策しました。
池にはたくさんの美しい鯉が泳いでいたり、庭園を眺めていると心静まる時間を過ごせます。
身近な地域をテーマとした作品や展示物、四季折々の自然が楽しめる『足立区立郷土博物館』は、少し足を延ばしてでも訪れる価値がある、区内施設です。
特別展は残すところあと1カ月程なので、まだご覧になっていない方はぜひ足を運んでみてくださいね!
【足立区立郷土博物館】(外部リンク)
所在地:足立区大谷田5-20-1
電話番号:03-3620-9393
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日休館) 年末年始(12月28日から1月4日)
その他、展示入れ替えや館内消毒のための臨時休館あり
入館料:一般200円(高校生以上)/ 70歳以上の方(要年齢確認)、障害者手帳保持者およその介助者1名は無料。
*建物・展示の改修のため、令和5年1月から約2年間の休館に入る予定