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【京都市】中京区 大丸京都店『村上隆版 祇園祭礼図』と『大船鉾の龍頭』(瀧尾神社の木彫の龍頭)展示♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

7月は、日本三大祭の一つである『祇園祭』で京都市内は多くの観光客が集っています。

現在の「大丸京都店」がある烏丸四条界隈は、かつて『大船鉾』の巡行を支援した「寄町」にあります。

『大船鉾』の印象的な「龍頭」は、幕末1864年の禁門の変で焼失しました。

この『大船鉾』の印象的な「龍頭」は、瀧尾神社(東山区)の拝殿の天井にある全長8メートルの龍の彫刻の作者である、彫刻師九山(くやま)新之丞(しんのじょう)・新太郎親子の作品である可能性が高いということがわかりました。

「滝尾神社」へ参拝に行った際に、祇園祭の大船鉾の話を熱心にしてくださったことを思い出しました。

天保11(1840)年に、大丸に長く勤めていた人が、この龍を『瀧尾神社』へ寄進したり、大丸の創業者の下村彦右衛門が社殿を寄進するなど、関係が深いことから、『祇園祭』では大船鉾の龍頭は大丸京都店のショーウィンドウで飾られるようになりました。

7/12までは、『大船鉾』の龍頭が見られます。

7/13〜31まで再建時の参考にされた「瀧尾神社の木彫の龍頭」がお目見えします。

全長8メートルある龍彫刻は、日本最大級のものと言われています。

また、2024年は、龍頭の背景は『村上隆版 祇園祭礼図』です。

こちらの原画は、京都市京セラ美術館で開催中の「村上隆 もののけ 京都」にて展示されています。

現代美術家で人気アーティストの村上隆さん。

2024年の『祇園祭』の前祭も梅雨が続く中、熱気に溢れています。

祇園祭の最大の見所である前祭山鉾巡行。長刀鉾を先頭に23基の山鉾が京都の中心部を巡行します。

7月17日の9時~山鉾巡行です!

こんこんちきちん〜の季節を今年も楽しめることに感謝です。

大丸京都店
住所;〒600-8511 京都府京都市下京区立売西町79

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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