【旅行中の水やり】たった1つのアイテムで超簡単!枯らさないコツを園芸のプロが解説
夏のレジャーシーズン突入ですね。どこかに旅行に行く予定はありますか?旅行ってワクワクしますよね!
でも、気がかりなのがお庭の植物のこと…。水やりができなくなるから、枯れてしまいそうで不安になりますよね。
この記事では、超簡単にできる旅行中の水やりについて解説します。
旅行中の水やりでおすすめの方法
1泊の旅行はもちろん、2泊以上の旅行やベランダガーデニングをしている人にもおすすめの方法をご紹介します。
それは、ビニールプールなどに水をはって、ドボンと鉢を入れてしまう方法です。「腰水」と呼ばれている方法です。
腰水をするのは、子ども用のビニールプールでもいいですし、ホームセンターに売っている大きめの容器、それから使っていない衣装ケースとかでもいいと思います。ここに水を入れておいて、鉢植えを入れていきます。
植木鉢の底から、水を吸っていくんですね。
鉢底から水を吸うと言ったら、園芸用のお皿もあります。でもお皿だと浅いので、少ししか水が入りません。暑い夏場はすぐに水が足りなくなってカラカラになってしまいます。なので、お皿を使って底面給水させる方法は、長期間の旅行の場合にはあまりおすすめはしません。腰水のほうが水の量が多くなるので、水切れする心配がありません。
腰水にチャレンジ
私は使っていない衣装ケースがあったので、こちらを使うことにしました。場所は、できるだけ日影〜半日陰で管理してください。日中、気温がかなり上がるので、直射日光に当てていると水が温水になってしまいます。温水になると、植物が枯れる原因にもなりかねません。なので、腰水をやる場合は日陰〜半日陰で管理するようにしてください。ベランダでどうしても日陰になりづらいという場合は、すだれとかよしずなどで日差しを遮ってあげるといいですね。すだれやよしずは100均やホームセンターで買うことができます。
いざ開始
続いて大きめのケースに水を入れていきます。
水にドボンとつけるといっても、植木鉢が丸ごと入るくらい水を入れてしまうと、根が呼吸できなくなって最悪枯れてしまいます。なので、鉢底が水に浸かるくらいでいいですね。量がわからないなという場合は、旅行前に一度、腰水を試してみるといいですね。試しにやってみて、どれくらい水が減るのかを見てみるのがおすすめです。
腰水はこれだけで終わりです。とても簡単ですよね!容器を用意して、水を入れて、鉢をドボン。たった3ステップでできますし、用意するものも少ないので、めちゃくちゃ簡単です。面倒なことをやろうとすると、設置も後片付けもつらくなってしまいますからね。ラクな方法を選んでいきましょう。
2日後の様子
腰水をやった2日後の様子です。容器が大きいからか、水がまだ残っていて、植物もいきいきしていますね。このままもうしばらく耐えられそうです。やはり旅行中の水やりは腰水が手っ取り早いなと感じています。
腰水の注意点
ただし、腰水はものすごくラクでおすすめなのですが、注意点があります。腰水は旅行など、長期間留守にするときだけにしてください。
腰水はめちゃくちゃラクな水やり方法なので、日常の水やりでもできるのでは?と思うかもしれませんが、緊急の時だけにした方がいいです。常に水に浸かった状態になると、根がうまく呼吸ができなくなって、根腐れしてしまう場合があるからです。それにボウフラが発生することも考えられます。これらの理由から、腰水は普段やらない方がいいと思います。
それから、鉢植えが大量にある人は、すべての鉢を容器に入れることができないかもしれません。実際に私もかなりたくさんの鉢植えがあるので、全部腰水にするのは無理でした。その場合は、腰水と他のグッズを合わせて使うといいですね。
旅行中の水やり方法は、こちらの動画でさらに詳しく解説しています。ぜひご覧くださいね。