HSPを『マウンティング』したい人の『共通点』とは!対処法についても解説
こんにちは、精神科医しょうです。
人は誰でも他人よりも優位に立ちたいという心理を持っています。
しかし、マウンティングにより優位に立ったつもりでいることは、人から嫌われる原因になりかねません。
にもかかわらず、なぜマウンティングをしてくる人がいるのでしょうか?
また、自分がマウンティングの標的になってしまった場合の対処法についても解説したいと思います。
現在、マウンティングを受けて、モヤモヤとした気持ちを抱えている人も、また今のところは上手く人間関係に対応できている人も、いざという時にそなえて、一緒に考えていきましょう!
マウンティングしたい人の心理とは?
この記事を読んでいる方の中にも、マウンティングされる側として嫌な目にあってきた方もいるのではないでしょうか?
どうにかマウンティングを止めさせたい、謝ってもらいたいなど思いはそれぞれかと思います。
では、マウンティングをする側の立場や心理を考えたことはあるでしょうか?
一方的に悪者だと決めつけるのではなく、相手の状況や立場をまずは考えてみると、違った形で見えてくるものがあり、結果的に自分を守ることにもつながるかもしれません。
それでは、マウンティングをしたい人の心理について触れてみたいと思います。
マウンティングをする人は主に2つの特徴を持っていることがうかがえます。
- 承認欲求が強い
- 自信がない
①承認欲求が強い
プライドが高く、自分が一番でないと気が済まないといった傾向が見られます。
常に他人から褒められたい、認められたいとの思いが強くマウンティングすることで優位に立とうとします。
②自信が無い
他人からの承認欲求を強く求める一方で、自分を承認することが苦手な人が多いようです。
何らかのコンプレックスを抱えていることが多く、弱い自分を悟られることを恐れるがあまり、マウンティングをして自分を大きくみせる傾向があります。
マウンティングする人への対処法とは?
マウンティングをされたことがある方は、人から嫌なことをされても反論せずに我慢したり、いつも笑顔で誠実な対応を心がけたりしているのではないでしょうか。
マウンティングの標的にされてしまう人の特徴としては、下記のようなものがあります。
- 大人しい
- 反論をしない
- 控えめな性格
- 自信がなさそうに見える
- 人が良くて聞き上手
- 自己主張をしない
などの特徴があります。
では、マウンティングをしてくる人をうまく対処していくには、どのようにしていけば良いのでしょうか。
いくつか対処法を紹介します。
・受け流す
特にHSPの場合は人の話をしっかりと聞いたり、相手の要望に対して誠実に対応したりする方が大多数かと思います。
しかし、マウンティングをしてくる人にとってHSPは、自分の承認欲求を満たしてくれる「都合の良い人」でしかありません。
興味がない素振りをみせたり、かみ合わない会話をしたりしていると、マウンティングする人はフラストレーションが溜まる一方となり、離れてくれることが期待できます。
・割り切る
相手が自分に対してマウンティングしかしてこない場合は、割り切った関係を保つのも一つの付き合い方です。
「今日もどうせ自慢しかしてこないだろうな」と分かっていると、動揺したり腹立たしさを感じるたりすることに対して、身構えることができるかと思います。
ただし、ずっと割り切った関係を続けているのは苦しいものです。
ある程度、我慢したのであれば、なるべく争わない方法で関係を断つことや標的にされない方法を見つけることをオススメします。
・距離を取る
マウンティングをされて面倒だと感じている相手とは、疎遠になるようにしていきましょう。SNSを通じて連絡が来るのであれば、なるべく返事を返さないことや、ブロックしても差し支えない相手なのであれば思い切って、縁を切ってしまうことも自分を守る上で大切なことです。
もしマウンティングのターゲットにされたら?
先述したマウンティングする人の心理である①承認欲求が強い②自信がないことを思い出し、まずは相手のことをそういうタイプの人間なのだと認めましょう。
そしてどうすれば、相手が自分から離れてくれるのかを考えてみましょう。
しかし、一人で悩むことは禁物です。
まずは相談できる相手にマウンティングの対象にされている事実を打ち明けましょう。
職場で受けているのであれば、席の移動や部署の異動などの対応をしてもらえる可能性もあります。
また、学校であれば担任の先生に相談することで、次年度から別々のクラスにしてもらえるようお願いすることも一つの手です。
いずれにしても、マウンティングしてくる相手とはなるべく、毎日は顔を合わせないようにする方が良いでしょう。
まとめ
今回はマウンティングする人の心理とその対処法について考えてみました。
人から認められたい場合は、誠実な態度で努力をする姿勢を示し続けることが必要になるため、打たれ弱い人や我慢強くない人はマウンティングをするという手段に出てしまうのではないでしょうか。
HSPは人一倍、努力家で我慢強い気質を持つ人が大半です。
ぜひ長所を活かして、マウンティングする立場にも、標的にされる立場にもならないよう、うまく人間関係を築いていきましょう。
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