23日深夜~24日にかけて、関東平野部で初雪の可能性。都心で降れば11月としては54年ぶり。
強烈な寒気+低気圧が通過
今週は北日本にこの時期としては非常に強い寒気が流れ込みます。
23日(水)21時の予想では、上空1500メートル付近で北海道に-18℃以下の寒気が流れ込み、これは11月としては過去最強クラスの寒気と言えます。
さらに関東地方にも0℃~-3℃程度の寒気が流れ込む予想で、これは降水があれば、十分にみぞれや雪に変わりゆく強い寒気です。
こんな強い寒気に覆われる中で、時を同じくして関東の南を低気圧が通過する可能性が高まっているため、23日(水)深夜~24日(木)にかけて、関東の平野部で降雪が計算され始めています。では最新の予想天気分布をみてみましょう。
24日(木)朝は雪景色の可能性も?
今朝、計算された天気分布の予想では、23(水)勤労感謝の日の夕方~夜にかけて、関東や東海の沿岸部で弱い雨が降り出し、夜遅くなると、山梨や秩父など、山沿い方面で次第に雪が降り始める予想です。
さらに24日(木)明け方にかけて降水域が大きく広がるととともに内陸から雪の範囲が拡大し、都心など南部でもみぞれや雪で降る所が多くなる計算です。
降水量が多くなれば、24日(木)朝は内陸を中心に雪が積もっていてもおかしくない予想となっています。
ただこれはあくまでも現時点の予想で、上空の寒気や低気圧の振る舞い次第では、雨の可能性が高まったり、逆に積雪が増えるような予想に変わる可能性もあるため、今後の最新の気象情報に十分な注意が必要です。
都心で雪が降れば、54年ぶりに11月の初雪に
都心で雪が降るとすれば、24日(木)ということになりそうですが、もし大手町で雪を観測すれば、11月中に降る東京都心の初雪は1962年11月22日以来、54年ぶりとなります。天気相談所より