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【仙台市若林区】夏、お祭り、とくれば山形県民は「どんどん焼き」が頭に浮かぶ。ご当地B級グルメのご紹介

長谷川誠地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

以前の記事でも何度か「聞かれてもいないのに隙あらば自分語り」が発動し、ワタクシが山形県出身であることを書き記してきました。ふるさとは遠きにありて思ふもの…、ではないですが、やはりこうして山形を離れて仙台市で生活をしていますと、ふとした拍子に「嗚呼、山形よ」と、心の中に愛しさと切なさと心強さが去来したりします。

はい。ということは今回ご紹介するのも山形県ネタ。以前の記事でもちょっと触れていたこともある、仙台市若林区で味わうことができる山形県民に愛されているB級グルメのご紹介。2024年7月の山形県の母なる川「最上川」の氾濫で被災された方へ応援の意味も込めつつ…。
<参考過去記事リンク:【仙台市若林区】山形県民が愛する、全国放送でも取り上げられたスーパー内食堂。その美味しさを再確認!

「ヤマザワ荒井店」外観
「ヤマザワ荒井店」外観

ということで、やってまいりましたのは、山形ご当地ローカルスーパーの「ヤマザワ」さんの荒井店。その中に入っている…

「軽食ひまわり荒井店」
「軽食ひまわり荒井店」

軽食ひまわり荒井店」さんです。

いや、ほんと、ヤマザワさんと軽食ひまわりさんには「嗚呼、なんだか山形成分が足りてないなぁ」という時にお世話になりっぱなしです。できることなら、自宅最寄りの宮城野区内のヤマザワさんにも軽食ひまわりがオープンしてくれないものか。もしも、ヤマザワ関係者の方がこの記事を読まれておりましたら、是非とも、是非とも、ご検討・ご一考のほど宜しくお願い致します。当方切実。

「軽食ひまわり荒井店」さん店内の様子
「軽食ひまわり荒井店」さん店内の様子

入店してみると、お昼時間を過ぎているにも関わらず、この混雑具合。

日本テレビ系のTV番組「秘密のケンミンSHOW極」で紹介されたこともあり、認知度も人気もググっと上がったような気がします。先日も日曜午後帯で、その紹介された回が再放送されていましたからねぇ。

レジ前に並んでいる「どんどん焼き」
レジ前に並んでいる「どんどん焼き」

レジ前のテーブルを見ると、並んでいました! 今回ご紹介する山形県が愛するB級グルメ「どんどん焼き」。「山形名物どんどん焼!!(POPの表記に準拠)」と書かれたPOPの下には、件のどんどん焼きの2個入りと1個入りが並べて置いてあります。

ちなみにこちらのテーブルにのった「どんどん焼き」は数が少なくなれば、定期的に焼きたてが補充されるスタイル。タイミングが良ければ、ホカホカの出来たてをイートイン・テイクアウトで楽しむことができるようになっています。

早速テイクアウト!
早速テイクアウト!

いざ購入! と1本入りを手に取ると…おぉ、まだ温かい。補充されたばかりの「どんどん焼き」だったようです。価格は税込みで216円(2024年8月時点)とリーズナブル。ニコニコ、スキップ気分でお持ち帰りしてきましたよ。

どんどん焼き、開封の儀
どんどん焼き、開封の儀

パックを開くと、といいますか、お持ち帰りしてくる道中の時点で既に車内にはソースの香りが充満していました。開けてみると、その豊潤なソースの香りがさらに広がります。

はい、皆さん注目。こちらが山形県が愛するB級グルメ「どんどん焼き」です。世界よ、これがどんどん焼きだ! 某駄菓子にも同じ名前の物がありますが、あちらのスナック菓子とは全く無関係の別物。お箸に小麦粉を焼いた生地がくるくると巻かれており、たっぷりとソースがかけられています。

どんどん焼きアップ画像
どんどん焼きアップ画像

そして、生地に入っているのは海苔とソーセージ。ソーセージはペラペラに薄くないといけません。この駄菓子感、ジャンクな感じこそが、山形県のお祭りでは定番の味、山形県民の魂に刻まれたThis is どんどん焼きなんです。

ちなみにどんどん焼きとは、山形県のお土産や食べ物を通して山形県の魅力を全国に発信してくれている清川屋さんのホームページによりますと

山形のどんどん焼きの歴史は戦前から始まるとのこと。屋台で売り歩くときに、客よせのために太鼓をドンドンとならしながら売り歩いたことからこう呼ばれるようになったそうです。
昔は経木にのせて売っていたのですが子供には熱くて持てないため、箸にまいて売り出すことを思いついたそう。手に持って熱くなく、片手で持ち歩けるようになったことで、現在のファーストフードのような手軽さが生まれ、「山形のどんどん焼」スタイルが確立。お祭りにぴったりの形となったんですね。お箸が1本だと巻くのが難しいので、2本の箸に巻いてあるのが特徴なんだそうです。<参考リンク:清川屋公式HP~山形のソウルフード「どんどん焼き」のページ

とのこと。

ふむふむ、太鼓のドンドンが由来なんですな。子供の頃から食べていましたが、由来を気にしたことがなかった…。

どんどん焼きの断面
どんどん焼きの断面

さあ、いざ久しぶりのどんどん焼き! と一口パクリ。そうそう、この味。この味なんです。過度に装飾されていない素朴な味わい。巻かれた生地はモチっとしており、フルーティでパンチのきいたソース。そして忘れた頃に現れてくる海苔やソーセージといった具。噛みしめるほどに、あの日あの時の夏祭りの風景が目の前に浮かんでくるかのよう。ノスタルジックな気分でパクパクと一気にいただいてしまいました。

いかがだったでしょうか。「軽食ひまわり荒井店」で味わうことができる、山形県民に愛されるB級グルメ「どんどん焼き」のご紹介でした。あなたも今年の夏の思い出の1ページにどんどん焼きを加えてみてはいかがでしょうか。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。

●軽食ひまわり荒井店●
〒984-0032 宮城県仙台市若林区荒井3丁目29−3

地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

地域ニュースサイト『号外NET(仙台市宮城野区・若林区)』ライター/仙台市在住、オタクで女の子二児のパパ。文章を書くこと、街歩き、食べ歩き、オタ活が大好き。HPが少ないピンチの時には温泉や寺社仏閣に出没する傾向あり。芋煮は醤油派こと、お隣の山形県出身ということもあり、新鮮な目線で仙台の”今”を見つめる。記事を読んでいただいた方に、ちょっとでも「行動するキッカケ」が芽生えるような仙台の情報・ネタを発信していきます。皆様からのご意見、ご要望、ご質問から叱咤激励までお気軽にご連絡下さい!

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