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ラーメン屋でほっこりした「お客さんの会話」

中山少年エッセイ作家

上司や先輩などの“歳上の人”とごはんに行って、「好きなもの頼んでいいよ!」と言われた時に『どのメニューを頼んだらいいかなぁ。』と悩んだ経験はありませんか?

気を使い過ぎて一番値段の安いメニューを注文するのも違う気がするし…あまりにも高値過ぎる注文をするのもどうかと思うし…オーソドックスな定番のメニューを注文するか、若さをアピールして“大盛り”注文をするのがいいのかも…

そんなうっすらとした答えを自分の中で持っていたのですが、先日ラーメン屋に行った際にこんな光景を目にしました!

先輩の「好きなもの頼んでいいよ!」

ラーメンに途中から来店して来た、同じ職場であろう中年男性とその後輩の男性2人組のお客さん。先輩がボリュームのあるチャーシューが大量に盛られた“期間限定メニューのラーメン”を見つけて、後輩くんに食べるように勧めていたのですが…なんと値段は約2000円!とっても食べたいけど、値段までかなりボリューミーだったので、本当に注文していいのかなぁと後輩くんが申し訳なさそうに躊躇していたのです。

すると先輩が「こういうの若い時しか食べられないんだから、遠慮しなくていいぞ〜」と先輩さんは悩む後輩くんに優しく声を掛けてあげたのです!

優しい先輩の言葉!

きっと後輩くんは普段から仕事を一生懸命頑張っているのでしょう。その直向きな姿勢を見ているからこそそんな優しい言葉をかけてくれるのかもしれないですし、なによりメニューを迷ってしまう後輩くんの謙虚な人の良さが「ご馳走してあげよう」と思って頂ける原因なのかもしれません。

その言葉で決心がついた後輩くん。ボリューミーな期間限定メニューの大量のチャーシューが添えられた“チャーシューいっぱい麺!”をガツガツ美味しそうに食べていると…パーテーション越しにその食べてる姿を先輩が嬉しそうに、そしてちょっぴり羨ましそう〜に見ていて、気が付いたら店内の人達みんなその二人のことが好きになっていた気がしました!

そして何よりも、迷っていた後輩くんの様子に気付いて『頼みやすいように言葉をかけてくれた先輩の優しさ』も見習う必要があるなぁと温かい気持ちになれました。

エッセイ作家

日常の漫画を描いてる中山少年です。インスタグラムのフォロワー10万人! 「心の洗浄機」「心へのほっこり電子レンジ」とも呼ばれる作品であなたに癒しをお届け致します(^^)

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