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投打で代役が活躍 リーグ1のエースから勝利のトゥサンが連敗を5で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
連敗を5で止めたトゥサンナイン(写真:トゥサンベアーズ)

19日のKBOリーグは1試合が14時開始、4試合が18時開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-NCダイノス(チャムシル)は4回を終わって両チーム無得点。5回裏、トゥサンはNCの先発、リーグトップの15勝を挙げるエリック・フェッドからチャンスを作った。

今季4度目の先発マスクをかぶった8番のパク・ユヨンが1死で右中間へのヒットで出塁。2死後、左太もも痛で退いたチョン・スビンに代わって途中出場の1番チョ・スヘンがセンター前ヒットで2死二、三塁のチャンスを作った。

この場面で2番キム・ジェホが右中間へ2点タイムリー二塁打。トゥサンが先制点を挙げた。試合は7回にも2点を挙げたトゥサンが4-1で逃げ切り勝利した。

トゥサンは先発のチェ・スンヨンが3回途中、指のマメがつぶれて降板。しかし3番手のパク・チグクが2回1/3を無安打に抑えるなど2番手以降の投手陣が好投した。投打ともに代役の活躍で勝利のトゥサンが連敗を5で止めた。

◇8月19日(土)の結果

・トゥサン 4 - 1 NC(チャムシル)

 勝:パク チグク

 敗:フェッド

・キウム 5 - 2 ロッテ(コチョク)

 勝:アン ウジン

 敗:ナ ギュンアン

・SSG 2 - 11 LG(インチョン)

 勝:イム チャンギュ

 敗:キム グァンヒョン

・ハンファ 4 - 5 KT(テジョン)

 勝:キム ジェユン

 敗:パク サンウォン

・サムスン 5 - 6 KIA(テグ)

 勝:サンチェス

 敗:イ ジェイク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ナ・ギュンアン復帰」

左太もも裏痛で戦列を離れていたロッテジャイアンツのナ・ギュンアンが、7月25日以来の先発登板。5回6安打3失点も負け投手となった。5敗目(6勝)。ナ・ギュンアンは4月に負けなしの4勝するなど、シーズン序盤にチームをけん引していた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

キウムヒーローズ戦に1番ライトで出場。1打席目キウムの先発アン・ウジンからフルカウントの8球目、152キロの直球を打ちサードをやぶるヒットで出塁。後続の出塁で先制のホームを踏んだ。

2打席目は1死満塁でフルカウントの6球目、151キロの直球をセンターフライ。犠牲フライとなって1打点を挙げた。3打席目ピッチャーゴロ、4打席目レフトフライ。3打数1安打1打点1得点。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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