蕎麦といえば、出汁につけてさっぱりいただく印象ですが、地下鉄鶴舞線・植田駅前にある「植田守貞」さんでは、新感覚のお蕎麦をいただくことができます。

それが「蕎麦パスタ」です。温と冷があり、温であれば平打ち蕎麦、冷であれば細打ち蕎麦となります。筆者のオススメは「ジェノベーゼ（温）」です。

まさに見た目通りのジェノベーゼ（写真は大盛り）。フィットチーネのようなビジュアルです。単品を注文しても、お通しやサラダ、スープなどが付いてきます。

店内にはジャズも流れ、レトロな空間。しかし、ザお蕎麦屋さんとは少し異なる、どこか洗練された雰囲気があります。そんな雰囲気にマッチするおしゃれなお蕎麦ですね！

食べる前にはチーズをたっぷり振りかけましょう。パスタではありますが、麺はお蕎麦なのでなぜか新鮮ですね。一口啜ると、ジェノベーゼのオイリーな味付けが感じられます。

しかしポイントは、それほど味付けが濃くないこと。蕎麦の風味がしっかりと生きており、そこにジェノベーゼの風味が組み合わさっている印象です。

モチモチとしながらどこか粉感もあるお蕎麦と、オイリーな味付けの相性が抜群です。また濃厚さを加える粉チーズや、香ばしい蕎麦茶という引き立て役も秀逸！

蕎麦という和の食べ物でありながら、見事に洋として生まれ変わっています。本当の蕎麦好きにご紹介したいこだわりの創作お蕎麦。ぜひ一度いただいてみてください。