サシバの渡りとミーニシ(新北風)の吹き出し
【サシバとミーニシ(新北風)】
沖縄の気象台では、「鷹(タカ)の渡り」で代表的なサシバの渡りの初見日を発表しています。
9日(火)、沖縄の宮古島で、サシバの南下の初見日が発表されました。(平年より1日遅く、去年より4日早い 宮古島地方気象台)
多くのサシバは東南アジアなどまで渡り越冬しますが、一部は沖縄で冬を過ごしています。サシバが飛来すると、沖縄ではミーニシ(新北風)が吹くと言って、秋の風を表現します。沖縄方言で、ミー(新しい)、ニシ(北)と言います。
本州の木枯らし1号のイメージです。秋がないと言われる沖縄に短い秋の到来です。
【ミーニシ(新北風)の吹く目安】
沖縄気象台によりますと、ミーニシ(新北風)の吹く目安があります。
二十四節気の『寒露(かんろ)』の一週間前後(2018年の寒露は10月8日)
大陸の高気圧が張り出す
北~北東風
最大風速8メートル以上
最高気温25℃以下、最低気温20℃前後
【ミーニシ(新北風)の記録】
沖縄気象台は2014年(平成26年)で記録は終了しています。
記録のある2005年(平成17年)からのミーニシです。
2014年(平成26年)10月7日
2013年(平成25年)10月16日
2012年(平成24年)10月1日
2011年(平成23年)10月16日
2010年(平成22年)10月5日
2009年(平成21年)10月10日
2008年(平成20年)10月11日
2007年(平成19年)10月15日
2006年(平成18年)10月7日
2005年(平成17年)10月15日
【今年のミーニシ(新北風)は?】
沖縄気象台によるミーニシ(新北風)の正式な記録はなくなりましたが、吹く目安を見てみます。今年はほぼ条件を満たしていますが、気温がまだやや高くなっています。
那覇の最高気温が25℃を下回るタイミングが、今年のミーニシ(新北風)の頃でしょうか。