ねぎが1本入った「ねぎそば」。初心者におすすめのお店と時間帯、食べ方を紹介!
丼にねぎが1本丸々入っている衝撃的なビジュアルのお蕎麦。テレビや雑誌で、見たことのある人も多いと思います。名前はそのものずばりの「ねぎそば」。どこで食べられるのか、どうやって食べるのか、詳しく紹介します。
福島県の人気観光地「大内宿」
福島県南会津郡にある大内宿(おおうちじゅく)。江戸時代に会津若松市と栃木県の日光今市を結ぶ宿場町として栄えました。
明治になり鉄道が開通したことで宿場としてはあまり利用されなくなりましたが、今も茅葺屋根の家が30軒ほど立ち並び、店舗兼住居として人々が生活をしています。
道の両脇の水路を流れる湧水、道路への打ち水、風鈴の音、暑い夏に“日本の涼”が感じられるスポット。
ねぎそばは、そんな大内宿でしか食べられない名物蕎麦です。
ねぎそばを食べるならどこ?
大内宿内でねぎそばが食べられるお店は10軒以上あります。大内宿自体は人が生活している場所なので、24時間いつでも散策できますが、お店の開く時間はまちまち。朝はどのお店も蕎麦をうっているので、蕎麦がうち終わってからの営業となります。
一番人気は入って4軒目、右手にある三澤屋。営業時間は9時半から16時でまで。ただし、人気のお店のため、60分待ちということも。
筆者のおすすめは本家 玉屋。なんと築400年以上の古民家です。
エアコンがなくても、とっても涼しい。食事をした人は特別に屋根裏も見学させていただけます。テーブル横のポットに入っているのは冷たくておいしい湧水。
窓際に座って外をぼーっと眺めていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。日本全国いろんな宿場町をまわってきましたが、大内宿は道も広く、家と家の間が離れているからか、とても開放感があって気持ちいい!
それに本家玉屋は営業時間が8時半からと早いのが嬉しい。昼頃には観光客でかなりごった返してきますが、8時台ならまだ人も少なく、落ち着いて散策もできます。朝食にもおすすめですよ。
ねぎそば実食
セットも気になりましたが、6時半に朝食をホテルで食べてしまっていたので、祝言そば(ねぎそば)をオーダー。
朝から、結構なお客さんが入っていたため(実はこちらも人気店)、「少し時間がかかってしまうかも」とのことでしたが、最初に持ってきてくださったねぎ味噌ののった胡瓜と湧水を飲みながら、のんびり外を眺めて過ごしました。待ち時間は10分ほどだったでしょうか。
胡瓜のお漬物と一緒に運ばれてきました。ねぎそばは、蕎麦にねぎをさし子孫繁栄を願う食べ物として、婚礼の席などで客人にふるまわれたのが発祥といわれています。なので別名祝言そばとも呼ばれているんですね。
こちらの蕎麦には、山菜と揚げ玉も入っていました。
ねぎですくって食べるのですが、器に口を近づけると食べやすいとアドバイスをもらい、そのようにしたら思ったより簡単に食べられました。
見晴台に上った後の汗だく状態のため、お見苦しい写真ですみません。
薬味として齧りながら食べていきます。
おいしくて汁まで飲み干してしまいました。お店によって蕎麦の中身は違うようで、辛味大根のしぼり汁と鰹節というところもあるようですが、ここは山菜と揚げ玉入りだったので、とても食べやすかったです。
冷たいお蕎麦とピリッと辛いねぎが夏の暑さを吹き飛ばしてくれました。ねぎそばを食べるなら、暑い夏が一番おいしく感じる季節かもしれません。
本家 玉屋
住所 福島県南会津郡下郷町大内山本3
電話番号 0241-68-2946
営業時間 8:30~16:30 ※営業時間は予告なく変わる場合があります。
定休日 木曜日
公式ホームページ 玉屋(外部リンク)
大内宿までのアクセス
大内宿までは会津鉄道「会津線」の湯野上温泉駅からレトロバス猿遊号で約20分。車の場合は磐越道の新鶴スマートICが最寄りのICになります。駐車場は24時間利用可能で、8:00~17:00の間は係員がいます。駐車料金は500円でした。第3駐車場までありますが、観光シーズンには渋滞となることもあるそうなので。早めに出かけることをおすすめします。