天然氷を製造・販売するお店は茨城県内でも数少なくなりましたが、土浦市真鍋で製氷販売する「米喜（こめき） 関口商店」は1924年（大正13年）創業、2024年の今年、創業100周年を迎える老舗です。
100年前と言われてもピンと来ないと思うので調べてみましたが、1924年阪神甲子園球場が完成、翌年にはラジオ放送開始、そんな時代でした。ちなみに国内におけるテレビの放送開始は29年後の1953年のことでした。時代を感じますね！

本題に戻るとして、北に関東の名峰筑波山がある土浦市。山にふった雨や雪が地下に浸透し、その地下水脈約200ｍから汲み上げた天然水を丸３日かけてゆっくり凍らせた氷は芯まで硬くて透明度抜群、地方の有名どころの氷と肩を並べる品物です。

製氷機の中には切り出された氷の塊。本日の出荷を待っています。
1つ135kgもある巨大な氷塊を運ぶために使う「ハサミ」と呼ばれる巨大な道具も老舗ゆえ使い込まれています。

一般の飛び込み客にも1貫（約3.75kg）400円（消費税込み）から小売りもしてくれるとても親切なお店です。

早速自宅に持ち帰り、アイスピックで自分好みの大きさに砕き、いつものグラスに入れればいつもの飲み物もグレードアップした様な気持ちになります。グラスの中の氷が当たる音カランカラン♪　何故か音も違って聞こえてきます。
この氷で作るかき氷も絶品なのだとか！　飲食店へも出荷しているそうです。

購入時はクーラーボックスか発泡スチロールを持っていくと良いかと思います。袋に入れてくれました。

アイスピックで好みの大きさに砕き冷凍庫に保管！　40リットルのジップロックが２つ作れました。イベントやバーベキューの時にも利用できそうですよ。この夏ご家庭でも、スペシャルな氷はいかがでしょうか。

※氷を砕く際のアイスピックの取り扱いには気を付けてくださいね。
【店舗情報】

「米喜 関口商店」

住所：茨城県土浦市東真鍋町13-16

営業時間：8：00～19：00

定休日：年中無休

電話番号：029-821-0166