29日(日)は関東地方で記録的な暑さに。
5月の東京の最高気温は2019年5月26日の32.6度がこれまでの記録だ。この記録が29日の日曜日には更新されるかもしれない。今日(27日)11時に発表された予報では、29日の東京の予想最高気温は33度。誤差幅は32度〜36度で、もし上振れすれば猛暑日になるおそれもある。
当日の予想天気図を見ると、日本の南海上に高気圧があって、西日本で等圧線が北に盛り上がっている。こうなると、広範囲で晴れて、日本列島には南風に乗って暖かい空気が流れ込んでくる。さらにこの等圧線に沿うように、日本海西部から関東地方に山越えの風が吹き込んで、フェーン現象が起き、関東地方では極端な高温になりやすい。もしも真夏だったら、40度に届くような猛暑になってもおかしくない形だ。
風の予想を見ても、地上では暖かい南風、上空約1500mでは北西風になっていて、関東地方や東北南部の太平洋側でフェーン現象が起きて、気温が上昇しやすい状況になっている。
真夏と違って朝晩はそれほど暑くないが、日中になると急に気温が上昇し、昼夜の温度差が20度にもなる所も出てきそうだ。まだ体が暑さに慣れていない時期、熱中症にはくれぐれも気をつけて。