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【新発売】大阪市内約1万ヵ所で買えるのに、東京では買えない幻の缶コーヒー

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西でしか販売しないコーヒー!

 この2022年10月上旬に出荷が始まった「サントリー BOSS とろけるカフェオレ」。大手ドリンクメーカーでは珍しい関西限定の缶コーヒーです。関西圏以外では売られることがありません。商品設計を関西人好みにし、製造しているのがその理由です。

ミルキーで甘い濃厚カフェオレ!

 「サントリー BOSS とろけるカフェオレ」はそのものズバリ“カフェオレ”。これまでに比べて、甘さとなめらかなミルク感をアップしたカフェオレタイプの缶コーヒーというのが大きな特徴。

 ざっくり書くと、通常タイプのカフェオレ(ミルクコーヒー)より、コーヒーを濃く、なめらかに調整したミルクをたっぷり加え、そして甘くしているということのようです。

 発売元のサントリーに問い合わせてみたところ、「自社調べですが、関西は全国平均に比べても1.3倍ほどカフェオレが売れるんです」とのこと。さらに、このカフェオレの大きな特徴が、コンビニでスタンダードな170〜190gのショート缶ではなく、250gのロング缶であること。サントリーによると、同様に250gの缶コーヒーも関西の方が1.4倍ほど売れているとか。

 ちなみにサントリー以外のメーカーの250g前後のロング缶コーヒーを探してみたのですが、1969年発売の「UCCミルクコーヒー」も含め、そろいもそろってカフェオレ系ばかり。ちなみに、今年5月にリニューアル発売したキリンの「ファイア 関西限定 香ばしミルクコーヒー」も関西限定!

しかも自動販売機での販売専用!

 そして、この「サントリー BOSS とろけるカフェオレ」ですが、基本的にはスーパーやコンビニで購入することができません。というのも、自動販売機用に開発された缶コーヒーなのです。大阪市内には、サントリーの自動販売機が約1万台あるそうなので、市内では約1万ヵ所も買えるチャンスがあるのに関西以外では買うチャンスがないという超極端な缶コーヒー。

 関西人であれば、関西用にチューニングされた超濃厚で量の多いカフェオレの缶コーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。

編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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