あんこフェス、フェルメールやロダンのスーイツアートまで。スイーツ「体感」イベント特集
面白いイベントを集める「イベニア」ライターの篠崎夏美です。たくさんのイベント情報の中から厳選した、ユニークで思わず足を運んでみたくなるイベントをご紹介します。
11月11日はポッキーの日。すっかりおなじみになった記念日ですが、ポッキーを食べたり、プレゼントしたりして楽しんだ方もいるかもしれません。ちょっとしたときに食べる甘いスイーツは心を癒してくれますよね。
そんなわけで今回のテーマは「スイーツ」。和菓子、ケーキなどなど、ただ食べるだけでなく、スイーツを“体感”できるイベントを3つご紹介します。
- あんこだらけイベント 「第8回 時をかけるあん」
- 有名アートがスイーツに 「渡辺おさむ展 お菓子の美術館」
- 定番おみやげの聖地でクリスマス「白い恋人パーク~どうぶつたちのホワイトクリスマス」
「第8回 時をかけるあん」
☆おすすめポイント☆
- 「あんこ」に全振りしたイベント
- 会場でしか味わえない限定あんスイーツ
- あんこ好きによるあんこトークショー、セミナーも
和菓子に欠かせないものといえばあんこ。そんな和スイーツを代表する「あんこ」を使ったスイーツが全国から集まるイベントです。阪急うめだ本店の秋の風物詩「時をかけるあん」は今年で8回目を迎えました。
“時をかける”のイベントが示す通り、時代を超えて愛されるあんこの魅力があふれるイベントです。
武将が好んだあん菓子、城下町から広まった銘菓などを「お菓史の歴史」と共に紹介。
伝統的な和菓子や銘菓だけでなく、さまざまな食材とのマッチングが味わえる進化したあんこスイーツなど、個性ゆたかなあんことの出会いがあるはず。
会場限定メニューもぜひ味わいたいですよね。あずきコルネ、小豆のゼリー、大納言小豆あん、パフェ仕立てのおやつ、カフェ限定の生つばらなどが登場。
芋ようかんの名店「舟和」と「バナナファクトリー」がコラボした、バナイモどらにも注目です。
さらに会場ではあんこ好きによる、あんこトークショーやあんこセミナーも開催され、進化するあんこの魅力が紹介されます。
おすすめ商品はYouTubeライブで配信もされるので、会場に行けない人もチェックしてみてください。
【開催日】2022年11月16日(水)~11月21日(月)
【場所】阪急うめだ本店 9階祝祭広場
【詳細】https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/event/#(外部リンク)
■渡辺おさむ展お菓子の美術館
☆おすすめポイント☆
- 有名アート作品とスイーツデコレーションの融合
- 「獅子頭」がゆめかわなスイーツに変身
- ぬいぐるみのお泊まり会やワークショップも
ロダンの「考える人」、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」、誰もが知るアート作品ですが、よく見ると不思議なことに気づくはず。
チョコレートの身体、プリンやマカロンの台座、クレープのターバンなど、すべておいしそうなスイーツでできているのです。
思わず食べたくなってしまうスイーツですが、実はすべてアート作品。樹脂などの材料で作った本物そっくりのスイーツをデコレーションする「スイーツデコ」の技術をアートに昇華させた現代美術作家・渡辺おさむさんの作品です。
今回、山形県の酒田市美術館にて展覧会が開催。有名アートがスイーツになった作品が展示され、酒田のシンボルである獅子頭もスイーツになって登場します。
勇猛な獅子舞の獅子頭も、パステルカラーのホイップに彩られると「ゆめかわ」な印象になりますね。
酒田市をイメージした巨大なお菓子のジオラマ、お菓子の水族館、お菓子が並ぶ7メートルの晩餐会テーブル、お菓子のメリーゴーラウンドなど、お菓子で表現された不思議な美術館が出現します。
開催期間中には関連イベントも多数行われます。作家本人によるトークショー、クリスマス学芸員と展示室内を巡りながら対話型の鑑賞をする「おしゃべりなアート鑑賞会」なども。
なかでもユニークなのが「ぬいぐるみお泊まり会」です。お気に入りのぬいぐるみが美術館を探検するというもの。
お泊まりの様子は美術館のSNSで公開され、お迎え日には泊まった様子をスライドショーで鑑賞するので、お菓子の美術館を楽しむあの子の姿を見ることができますよ。
【会期】2022年11月19日(土)~2023年1月22日(日)
【時間】9:00~17:00 ※入館は16:30まで
【休館日】12月から月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日(木)~2023年1月3日(火)
【会場】酒田市美術館
【観覧料】一般1,000円(900円)、高校生500円(450円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※大学・専門学生は一般料金となります。
※障がい者手帳をお持ちの方、およびその介助者1名の観覧料は半額となります。
※お得な年間券は、3,300円で3名様まで1年間何度でもご利用できます。
【詳細】https://www.sakata-art-museum.jp/(外部リンク)
渡辺おさむさんの展覧会を取材した模様はこちら!
<関連記事>「スイーツ王子」ことアーティスト本人も降臨! 展覧会の模様(外部リンク)
■白い恋人パーク~どうぶつたちのホワイトクリスマス
☆おすすめポイント☆
- クリスマスムード、かわいい動物スイーツを楽しめる
- オリジナルのお菓子作りもクリスマス仕様に
- イルミネーションも開催されロマンティックな雰囲気
北海道土産の定番スイーツ「白い恋人」。そんな白い恋人のテーマパークで行われるクリスマスイベントです。 「北海道のどうぶつ」をテーマにしたオリジナルスイーツやフードが提供されます。
白い恋人ソフトクリームを使ったサンデーは、リスとウサギの形がとってもキュート!
シートを外すとクリームとソースで美しい模様があらわれる人気のイシヤパンケーキ。今回はなんと「ヒグマ」が出現し、目でも楽しめるスイーツとなっています。
筆者のおすすめは、シマエナガのマシュマロが入ったホットチョコレートドリンク。ふわふわまっしろなシマエナガが、マシュマロに囲まれている姿にきゅんとします。冬の北海道でも心と身体をあたためてくれそう。
お菓子作り体験エリアでは、クマやシカなどをあしらったドーナツづくり体験も。オリジナルの白い恋人を作れる「私の白い恋人チョコレートコース」には、サンタクロースやリースなど、期間限定のトッピングも用意されます。
クリスマスイベントも盛りだくさん。フィンランドからやってきたサンタクロースによるおはなし会、アドベントカレンダーづくり、クリスマスオーナメントにチョコレート詰め放題&チョコレートつかみどり、映画「ノッティングヒルの洋菓子店」上映会も行われます。
さらに12月15日(木)からは屋内イルミネーションも点灯します。工場見学エリアが暖かな光に彩られ、ロマンテックなクリスマスムードにひたれますよ。
【営業日程】2022年11月1日(火)~12月25日(日)
【営業時間】10:00~17:00(最終受付16:00)
【場所】白い恋人パーク
【料金】イベントなどにより異なる。詳細、予約方法などはHPにて確認
【詳細】https://www.shiroikoibitopark.jp/information/2022/09/christmas2022.html(外部リンク)
あまーい気分にひたれそうなスイーツイベント3つをご紹介しました。見て楽しい、味わって楽しいスイーツイベント、ぜひ行ってみてくださいね。