【神戸市灘区】摩耶山に残る幻の遊園地にあるジェットコースター跡地を訪ねる
摩耶山掬星台近くにはかつて遊園地がありました。その姿はいまはありませんが、かろうじてジェットコースターの跡地は見ることができます。摩耶山に残る幻の遊園地跡を訪ねてみました。
夏場は苔が生えて「ジェットコースター」の文字がうっすらと
この遊園地跡は、掬星台近くにある「子どもの丘」と呼ばれる場所にあります。掬星台までは車やバスでも来ることができますし、摩耶ロープウェイで星の駅で降りて徒歩で行くことができます。
掬星台から「子どもの丘」に行くとすぐに「マウント・コースター」の跡地を見ることができます。コンクリートの壁にはうっすらと「ジェットコースター」の文字を見ることができます。ここがこの跡地の一番の見どころポイント。このときは苔で壁が覆われていました。
この遊園地は奥摩耶遊園地といい、1955年に作られ1970年代初頭ごろまであったそうです。
冬の時期に同じ場所を訪れたときには壁には苔もなくはっきりと文字も読み取れました。このときは摩耶再生の会の会長によるガイドの元に案内されたのですが、苔を除去するなど手入れされたのでこのように文字がみえるまでになったそうです。この場所を守る方々がいてこのような見える状態が保たれているわけですね。
苔は生えていましたが、文字はしっかりと読める状態でした。また近いうちに苔を除去する作業をされるのでしょうか。
「マウント・コースター」のレールが敷かれていていたであろう跡地は歩くことができます。歩いてみるとコースターのレールが敷かれていたことがわかる高低差などを感じることができます。
当時のレールは山の外側を越えて設置されていた部分もありスリリングな乗り物だったようです。今はその跡地だけですが、昭和の遊園地だった場所をはっきりと感じ取れる跡地です。
掬星台を訪れる機会があれば少し足を伸ばしてこの遊園地の跡地も訪ねてみてはいかがでしょうか。
摩耶山掬星台
摩耶ロープウェイ 星の駅下車
まやビューライン公式サイト