名古屋駅から徒歩10分！「彩盆の間」ってどんなお店？

名古屋駅から徒歩10分。地下鉄国際センター駅からすぐ近くのビルの2階にひっそりたたずむ隠れ家カフェ「彩盆の間（サイフォンノマ）」は、サイフォンと盆栽にフォーカスしたお店です。

オーナーであるサイフォニストの中山吉伸さんは、ジャパンサイフォニストチャンピオン史上最多優勝で世界２位の経歴を持つサイフォンコーヒーの第一人者です。自身の趣味である盆栽と周りの環境に左右されるサイフォン。

そんな大好きな自然の力がもたらした2つを融合させて新たな価値が生まれる空間を作りたい。という想いから彩盆の間は誕生しました。

そんな新嗜好体験カフェ 彩盆の間では、お盆の上の盆栽を眺めながらコーヒーの持つ香りの個性の景色が楽しめます。

緑溢れる大人の隠れ家があなたを彩盆の世界に誘う

エレベーターで2階に上がると、まるで美術館の展示のように綺麗に並んでいるサイフォンと盆栽。あまりの美しさに思わず目を奪われます。

また店内に漂う心地よいコーヒーの香りと、森の中に迷い込んだかのような心地よいBGMが相まって、非現実的な世界観に引き込まれました。

サイフォンで淹れるコーヒーや盆栽プリンなど全94品目のメニュー

メニューは、サイフォンで淹れるコーヒーが全22種、お茶が48種、アルコールメニューなどその他のドリンクが8種、愛知県内の人気店から卸したとっておきのフードメニューが16種の全94品目。

1冊の本のような見応えのあるメニュー表は読み応えがあり、なにを頼むか悩む時間すら楽しめます。

メニューは、コーヒーに詳しくなくても個人の感性で香りや個性を楽しんでもらえるように、香りのイメージをAIによって景色に置き換えて描いています。素敵だと思った景色で選ぶのも、記載されているコメントを読んで気になる香りのイメージを見て選ぶのもよし。個人の感性に響いたものを自由に選んでみてください。

世界的サイフォニストの淹れるサイフォンコーヒー

サイフォンはフラスコ内の蒸気圧の変化を利用して高温・短時間で抽出する器具です。提供時の温度はなんと80度！

コーヒーは7、8分で飲みごろになるため、待ち時間はコーヒーの香りとテーブルの上のミニ盆栽を眺めながら過ごします。

お盆の上に広がる小さな庭園のような景色は、盆栽に差し込む柔らかい光と葉にできる影のコントラストが美しく見とれてしまいます。

その美しすぎる景色を写真におさめたり、しっとりと彩盆の間の世界に浸ってみたり待ち時間も心地よく過ごせます。

サイフォンで淹れたコーヒーは、華やかなフルーティーな香りが広がり、雑味の少ないすっきりとした味わい。

まるで、目の前の盆栽に差し込む光のようにキラキラしていて、ずっと飲んでいたくなるような美味しさでした。

まるで盆栽！？ 1日10食限定​盆彩たっぷりん

数ある彩盆の間のフードメニューの中でも特におすすめなのが、1日10食限定の盆彩たっぷりん。彩盆の間のミニ盆栽に見立てたオリジナルのプリンはずっと眺めていたくなる可愛らしさです。

幼少期からプリンが大好きだったという中山サイフォニスト。「大好きなプリンをたくさん食べたい！」という思いからできたこのプリンは、小さな鉢のような底の深い器に入っていてボリュームがあります。

また、レシピは大阪にある「プリン研究所」による監修のもと作られており、卵はプリンに合うブランド卵と、カラメルの代わりにサイフォンで作った特製のみたらしを使用しています。

見た目だけでなく味へのこだわりも一切妥協しないプリンは、硬すぎないなめらかな食感。上品で優しい甘さが口いっぱいに広がります。

お腹が満たされるボリューム感で、濃厚ながらもクセのない優しい甘さのプリンに目でも舌でも癒されました。

また、このプリンは定期的にデコレーションチェンジされているそう。次回はどんなデザインのプリンと出会えるか今から楽しみです。

思わず長居したくなる、時間を忘れるほど心地よい空間

居心地の良さと豊富なメニューに魅了されて何杯も注文する人が多いそう。

私も1杯だけでは物足りず、色に惹かれたハーブティーを頼んでみました。

国産のくろもじとバタフライピーをブレンドした「青藍(せいらん)」は、天然の素材からできたとは思えないほど鮮やかな青が綺麗な1杯。すっきりとした味わいに癒されました。

美味しいのその先を楽しめるカフェ

サイフォンで淹れたドリンク、盆栽のようなプリン、そしてミニ盆栽。その景色はまるでお盆の上に小さな庭園ができたかのよう。

盆栽が日々成長するように、コーヒーも、豆や抽出方法によって味わいが変化します。

彩盆の間では、この瞬間、この空間でしか味わえない至福の時間が過ごせます。

緑豊かな盆栽とサイフォンで淹れたコーヒーの香りが、心を満たしてくれるでしょう。

店舗情報