高級コーヒーメーカーを渡り歩いた結論、結局全自動"じゃない"マシンが最適解だった
全国の仕事中コーヒーが手放せないみなさんこんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。
毎日飲むものだからこだわりたい、それがコーヒー。20代前半からハマりにハマってたどり着いたのは結局「全自動じゃない」エスプレッソマシンでした。
働き始めてすぐの頃からコーヒーメーカーはいろいろ試してきました。ウェブサイト構築とかグラフィックデザインとか、デスクワークメインだったので作業のお供に欠かせなかったんですよね。
写真のブルーノパッソは2007年当時3万以上してカフェポッド専用というかなりエッジの効いた製品。当時はネスプレッソとかもすぐに手に入る感じではなかったので画期的製品でしたね。
ただ、タンクの容量が少なかったり、ランニングコストが高かったり、でほどなく使わなくなってしまいました。当時勤めていたオフィスに置いたのも良くなかった...このタイプは水場が近くにないとしんどいです。
当時から「豆を捨てるとか綺麗にするの面倒」という選び方だったので、ドリップ式のコーヒーマシンは候補から外れていました。必然的にこの後ネスプレッソを多用するように。
いったん最高峰まで行ってみなきゃわからないよねという謎の言い訳で購入したクレアティスタプラスはネスプレッソの最高峰、お値段なんと¥68,000...。ちなみにこいつはまだキッチンに鎮座しています。
ここまできて結局ネスプレッソ方式に限界を感じドリップコーヒーへ。まずは誰でも美味しいコーヒーを淹れられるというスマートドリッパーGINA ¥35,200。
これ美味しいんですけど、使いたい時に電池が無くなってたり、アプリを立ち上げなきゃいけなかったりなかなか面倒。そもそも「仕事のお供にしたい」のに毎回手でゆっくり入れる方式は時間がかかり過ぎました。美味しさを追求するには良いと思いますけどね...。
そして最近だとこれですよね、BALMUDA The Brewのスターバックスエディション¥64,900。これはね、抜群に美味しいんだけど1回に抽出できる量が少ない。
こんな感じでコーヒーメーカー沼にどっぷりだった僕が最終的にたどり着いたのがこれ、Cyetus。たまたまレビューのお声がけをいただいてタンピングして淹れるタイプのものを使ったけど「え、こんなに手間かからないの?」というのが初見の感想。
豆を挽いてすぐに抽出するので味はもちろん抜群。加えてカフェアメリカーノなどで使える「お湯抽出機能」があるのがめっちゃ便利、手入れも簡単で最高です。
エスプレッソで作るレギュラーコーヒーが長く飲めておすすめ
カフェアメリカーノって聞いたことない人も多いかもしれませんが、エスプレッソのお湯割りのことです。これがデスクワークのお供にぴったり。
ドリップコーヒーだと美味しくてもすぐ飲み切ってしまうので、何度も淹れるのが手間でした。それがカフェアメリカーノならガツンと強いフレーバーなのに苦すぎたり、濃すぎたりしない!
ドリップコーヒーを濃いめに淹れるとちょっと嫌な味になったりしますが、エスプレッソベースのカフェアメリカーノなら濃くても美味しいんです。お湯がスチームノズルから給湯できるのも便利。
僕はいつもダブルショットのエスプレッソを大きめのマグカップに抽出してお湯で割ってます。これだと午前と午後1杯ずつくらいで足りるので淹れる手間が大幅に減って実用的です。
2.3Lタンクは伊達じゃない、水の補充手間も軽減
意外と知られていないのが、スチームを使うと水かなり減るよってこと。小さいタンクはすぐなくなって補充する羽目に。これが原因でブルーノパッソを使わなくなったようなもんだから結構大事な要素です。Cyetusは2.3Lも水が入るので補充がちょうど良いスパンに。
豆も1回補充すると1〜2週間は飲み続けられるのでそういう手間も減らしてくれます。ちゃんと考えられてる。ただこれは僕1人での実績なので、2人とか3人で飲むともう少し多いかも。
コスパが良くて一番美味しい
コスパもめっちゃいいです。前述した通りエスプレッソベースだと飲む量が少なくても満足できる。そして美味しいので「なんか口が寂しいから飲む」みたいな飲み方をしなくなります。
ネスプレッソだと豆による違いもわかりづらいし、味もちょっとキツめ。コーヒーって冷めた時とか水で薄めた時に味がよくわかるんだけど、ネスプレッソは冷めると途端に不味くなります。
だからどうしても「熱いうちにちゃちゃっと飲もう」という意識が働いちゃうんですけど、Cyetusで淹れるとそれがない。安いものなら約700円で容器一杯にできるので、コスパがかなり良いです。ネスプレッソは1日2杯で済ませたとしてもおよそ200円。2週間で2800円なのでCyetusだと4分の1で済む計算に。
味は美味しくて価格は4分の1ならもはや迷う余地がないでしょう。
見た目より手入れがすごく簡単
あとはメンテナンス。これが大変だとすぐに使わなくなっちゃうんですが、Cyetusはドリップより簡単かもしれないくらいメンテが楽です。
一番肝なのは、コーヒーが内部を通らないこと。そう、ネスプレッソや他の機械は部品の内部をコーヒーが通過するんですよ。だから湯通ししたりしっかり清掃しないと不衛生だし味にも影響する。
一方Cyetusの方式は部品にコーヒーが触れはするものの、内部を通りません。これがめっちゃいい。淹れたあとはハンドルを外してゴミ箱にポン、とすれば豆の塊が落ちて、あとはすすぐだけ。
給湯口は少しコーヒーが付くんですが、洗浄機能を使うとポタポタとお湯が落ちて自動洗浄してくれる。淹れた後のメンテはこれだけ!
ネスプレッソだと湯通ししてても味が落ちてくるんだけどそれもない。ドリップコーヒーはドリップした後、フィルターが冷めるのを待って捨てたり、ドリッパーを洗ったり意外と手間があるじゃないですか。それもなし!
これがほんと意外でした。もっと手間かかると思ってた。
Cyetusじゃなくてもいいけどコスパは抜群
ただ正直、Cyetusじゃない製品でも同様のことが言えます。僕はたまたま今回機会をもらったので気に入っていますが、同じ方式なら他社製でも同じメリットがあると言えます。
例えばデロンギのEC9355J-Mはほぼ同等のスペック。こちらには自動タンピング機能が付いているのでその点はCyetusより優れている。
ただ価格は¥168,000なので、Cyetusよりだいぶ高額。コスパを考えるならタンピングは手動だけどCyetusを選ぶのもアリかも。この機能性で先行購入なら7万を切るのはかなり安いと思います。
無類のドリップコーヒー好きには向かない
あと「コーヒーを淹れる時間を楽しみたい」人には向きません。そういう人にはドリップコーヒーが良いと思う。
だけど美味しいカフェラテがいつでもコスパ良く飲めるのは別物なんじゃないかとも思います。これはこれで贅沢。ちなみにちょっと脱線するけど色々試してたどり着いたザ・ベスト・オブ・牛乳も載せておきます。これで作ったカフェラテが至高...。
とりあえず木村家ではしばらくCyetusが活躍しそうです。みなさんのおすすめコーヒーメーカーなどもあればTwitterで教えてください。
販売ページ
エスプレッソからカプチーノまで!こだわり派のためのエスプレッソマシンCyetus
詳細レビュー
コーヒー嫌いの妻に「飲みたい!」と言わせた本格派エスプレッソメーカー「Cyetus」、2023年は家からカフェラテを持って行こう
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