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【神戸市東灘区】浮世絵で江戸のライフスタイルを見る 「花のお江戸ライフ」神戸ファッション美術館

Best Kobe大人の知的好奇心に刺さるWebメディア(神戸市)

江戸時代に流行した浮世絵から江戸時代のライフスタイルを見ようという展覧会が神戸ファッション美術館で開催しています。

テーマごとに浮世絵から江戸ライフをかえりみる

「花のお江戸ライフ」浮世絵から江戸時代の生活を顧みる展覧会。
「花のお江戸ライフ」浮世絵から江戸時代の生活を顧みる展覧会。

「花のお江戸ライフ」はテーマごとに浮世絵に描かれたものから江戸時代のライフスタイルをかえりみようという試みの展覧会です。ライフスタイルのテーマごとに浮世絵を選出して構成しています。

旅行のテーマでは、有名な歌川広重の「東海道五拾三次之内 日本橋」などの浮世絵が展示。
旅行のテーマでは、有名な歌川広重の「東海道五拾三次之内 日本橋」などの浮世絵が展示。

最初のテーマは「旅行」。江戸時代には旅行ブームがおこり、浮世絵では歌川広重の東海道五拾三次之内が生まれます。見たことがある有名な浮世絵から展示が始まります。

メイクアップ術「今風化粧鏡 おはぐろ」。
メイクアップ術「今風化粧鏡 おはぐろ」。

「江戸っ子のメイクアップ術」とのテーマはファッション美術館らしい設定だと感じます。ここではおはぐろなど江戸時代の文化などを浮世絵から紹介しています。

ペットブームをテーマにした
ペットブームをテーマにした

ペットブームのテーマはさらに猫、犬、金魚など動物ごとに分けています。江戸時代には猫や犬を飼う習慣がすでにあったことが浮世絵からよくわかる展示内容です。

江戸時代の料理「染飯」の食品サンプル。
江戸時代の料理「染飯」の食品サンプル。

江戸時代の料理もいくつか紹介されていて食品サンプルも展示されています。その中でも「染飯」はクチナシで染めた強飯のこと。クチナシは漢方薬としての効果もあるとされて見た目の鮮やかさも加わり旅人に重宝された料理だったそうです。

知っていそうで知らなかった江戸時代の文化や流行を数多く知ることができた展覧会でした。浮世絵についての知識がなくても楽しめて、充実した時間を過ごせる展示内容だと感じました。

特別展「花のお江戸ライフ―浮世絵にみる江戸っ子スタイル―」

会期 2023年7月8日(土) - 8月27日(日)

開館時間 10:00 – 18:00 (入館は17:30まで)

休館日 月曜日、7月18日(ただし7月17日は開館)

入館料 一般1,000円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料、神戸市内在住の65歳以上無料、※30名以上の団体割引あり

公式サイト

神戸ファッション美術館

神戸市東灘区向洋町中2-9-1

六甲ライナー アイランドセンター駅下車

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神戸大好きのBest Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターが担当。歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをハードルを下げてわかりやすくお伝えるように心掛けています。さらにサブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届け。Best Kobeのおすすめ記事がLINE で配信されています。関連サイトのリンク先から友だち追加してみてください。

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