【元住設メーカー勤務】お風呂後に熱湯はかけないで!カビ予防のための正しい手順を解説
カビを死滅させるためにお風呂後に「熱湯をかける」というのは間違いだということはご存じでしょうか?
元住設メーカー勤務の暮らし研究家が、NGである理由をともにお風呂後にやるカビ予防のための正しい手順を解説していきます。
1.温度を下げる
カビが繁殖しやすい温度は20~30度です。つまり、温度を下げる対策をしなければ自然とカビが出きやすい環境が作られるというわけです。
カビを死滅させるために「シャワーで熱湯をかける」という人もいますが、お風呂内の温度が上昇してしまうのでむしろ逆効果。文部科学省の「カビ対策マニュアル 基礎編」によると、カビの耐熱性細胞を死滅させるためには120度の温度で2時間以上の加熱が必要とされているとか。日常対策としては現実的ではありません。
日常対策としては、床や壁にむけて「冷水シャワー」をかけてあげると室温が下がり効果的です。このときに、カビやぬめりの原因ともなるせっけんカスなどもキレイに流してください。
2.湿度を下げる
高温多湿な場所にカビは生えやすいです。湿度が70%以上でカビが繁殖しやすいので、お風呂後は一気に湿度を下げる対策を行うとよいでしょう。
・お風呂のお湯はすぐに抜く
・入浴後はドアや窓を閉めてから換気をする
・水滴を拭く(スクイージーで水気を切る)
などの対策が効果的です。
ただし、地震対策や洗濯などでしばらくお風呂にお湯をためておきたいという人もいるでしょう。そんなときは、「フタをする」などしてムリのない範囲で対策すればOKです。状況に応じて臨機応変に対応していくことがだいじです。
温度と湿度を下げることを意識してみて!
高温多湿な環境を好むカビは、いかに湿度と温度を下げるかがポイント!あがる直前に冷水シャワーをかけ、その後は水気を切り換気扇でカラッとなるまで換気をすることが最善策です。特別な準備は不要で気軽にできることなので習慣にしやすいですよ。
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