【河内長野市】ハンディキャップを持つ人のために!オーダーメイドでオンリーワンな車イス制作のひげ工房
河内長野にはTONEさんやモリ工業さん、東尾メックさんなどの企業が有名ですが、そのほかにも個性豊かな企業が数多くあります。この機会にそんな企業の紹介をしたくなった私は、その中のひとつ、ハンディキャップを持つ方のための車イスをつくっているというひげ工房さんを取材しました。
ひげ工房さんは、寿町から上原西町にかけて工場が集まっている企業団地にあります。
こちらがヒゲ工房さんの入口です。名前だけではイメージがつかめませんが、さっくりと説明すると、車イスの生活が必要なハンディキャップを持つ人のためのオーダーメイドの車イスを作っている会社です。
中に入ってみました。いろんな車イスがありますね。
古橋さんの話では、ひとりひとりハンディキャップの状況が異なるので、既製品ではどうしても不都合が起こる場合があるとのこと。
このように、ウレタン素材でその人に合わせた型を取ってイスを作るそうです。
では、どうやって型を取るのでしょうか?画像のように、型をとるためのイスに座り、その人が座っていてもっとも楽になる型を作ります。
手作業で型ができました。凹凸の様子を細かく見るとオンリーワンの形をしているのがわかります。面白いのは型が決まれば、空気を抜いて固定化させるので、完成したこのイスは手で押しても固まっていて形が変わりません。
少しだけですが動画でその様子を紹介します。
できた型をタブレットで撮影します。
タブレットで撮影した画面で型をデジタル化します。
タブレットで読み込んだデータをもとに、車イスに使うウレタンをこちらの機械で加工します。
手に持っているのは既に加工されたものです。
機械のパネルにはタブレットのデータを元に、計算された内容が表示されています。
デジタル化したデータをもとに、機械が読み取って同じく型に加工していきます。
いよいよ加工開始です。と言ってもこれはあくまでデモンストレーションで、短時間で加工の様子がわかるように用意されたもの。機械のドリルがきめ細かく動いています。
少しだけですが動画も撮りました。
ただし、一部の工程は、手作業で行います。独特のナイフを使ったやり方は職人芸です。計算で加工した後に、実際に座っていただいた時に起こる誤差の微調整などで用いるそうです。
このような専用のナイフを使ってカットしています。
作業の様子を少しだけ動画に撮りました。
手作業での微調整は車イス利用予定の方がいる病院等まで出張して、医師らの立ち会いのもとで行なっていくそうです。
デモンストレーションで機械により加工された一例です。非常に細かいレベルでの凹凸まで作られているのがわかります。
こちらは実際に製作中の車イスです。部分ごとに加工されたウレタンを組み立て車イスが完成します。
ウレタンにカバーをつけたら完成ですが、カバーの部分の制作は2階の作業場で行います。
2階の作業場に上がりました。
オーダーメイドの車イスなので、例えば色などもその人の好みで作られます。
このようにいろんな色から選べます。やはり自分の体の一部のように使う車イスなので、色へのこだわりはあるのでしょう。
色が決まればこのように、ウレタンにカバーをしていきます。
ということで、ヒゲ工房さんを訪問しました。ハンディキャップを持ち車イスの生活を余儀なくされている方のためのオーダーメイドの製品を作っているハートフルな会社が河内長野にあると聞くと、見ている方も嬉しい気持ちになりました。
(株)ひげ工房(外部リンク)介護保険事業所番号2770702039
住所:大阪府河内長野市上原西町9-3
TEL:0721-56-9696
アクセス:南海近鉄河内長野駅からバス 上原口バス停下車徒歩6分
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