日々変化する紅葉の色づきが話題となる季節になりました。今年は例年に比べてゆっくりのペースで進んでいるようです。紅葉の名所は長野県内にもたくさんありますが、みなさんのお気に入りの紅葉スポットはありますか？

開田高原の紅葉はこれから

紅葉に包まれながらドライブを楽しめる開田高原で過ごす休日はいかがでしょうか。10月24日の時点では色づき始めている様子でした。気温は約20度。ウォーキングも気持ちよさそうです。

開田高原に行ったらぜひ停まって欲しい「柳又ビューポイント」！ずっしりと構える御嶽山を広く眺めることができます。道路脇に駐車スペースが整備されている展望台です。カーブが連なる峠道の一部にあるので十分に注意してください。

開田高原の森のなかにあるパン屋さん

「柳又ビューポイント」から車で5分ほどの場所にある「タビタのパン」。県道20号沿いにある「牧野」バス停にお店の看板があります。ここから林の中の砂利道を300mほど進むとお店に到着です。

ここで合っているのかなと不安な気持ちも生まれますが、林道右脇の木に"あきらめないで、もう少しです"という看板が設置されているので大丈夫！心強い応援に背中を押され、ゆっくりと進むとお店に到着です。手前が駐車スペース、左の建物は羊のメイちゃんが過ごすお家。

35年前に開田高原に移住。石窯を置けるこの場所に魅かれて、店主さんご自身で家や石窯を作りパン屋さんを始めて27年。カフェスペースも手作りです。いつもの味を求めて、遠方から通うファンも多いパン屋さんです。

内装やインテリアはまだまだ未完成という店内ですが、完成しないで欲しいというお客さんもいらっしゃるそう。このままで居て欲しい雰囲気は納得です。自家製酵母を使い石窯で焼き上げたパン。ジャムやコーヒーなど、パンと一緒においしくいただける商品も販売しています。

人気のビスケット、シナモンロール。珍しいカルダモンロールなど、タビタのパンで新しいパンの味を知る方も！全粒粉、発酵種、塩のみのシンプルな素材で作られたカンパーニュは噛むほどに素材の味。ワインと合わせて食べてみたいパンです。

ドリンクメニューも充実。タビタのパンに来たらイートインがおすすめ！

店内にテーブル席が1つ、テラスにテーブルが７つあります。

紅葉に囲まれながら、青空の下でおいしいパンをいただく心地良い季節。この時期の特権ですね。屋根もあるので陽射しを避けることもできます。

ミルクビスケットプレーン 160円とシナモンロール 280円、コーヒー360円(各税込)を店内でいただきました。外はサクサクで中はしっとりしたミルクビスケットはお子さんから大人まで食べやすく、ビスケットは必ずというお客さんも。やさしいシナモンの味がクセになる、ふわふわのシナモンロールもおすすめです。

店主さんとのお話がとても興味深く楽しい時間を過ごしました。お店の状況にもよりますが、開田高原の気になる場所などお聞きしてみてください。

車窓から眺める九蔵峠の紅葉。展望台もおすすめ！

店主さんに教えていただいたおすすめの開田高原の紅葉スポットのひとつが「九蔵峠」の頂にある「九蔵峠展望台」。地図で見ると開田高原の真ん中あたりに位置する九蔵峠は「信州サンセットポイント百選」にも選ばれています。

開田高原の紅葉はこれからが本番。場所によって紅葉の表情は変わるので、ドライブ、ハイキング、その時しか見えない景色がありそうです。御嶽山を囲う高原全体が紅葉で彩られる絶景を楽しみに、改めて訪れてみたいと思っています。