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【木曽町】木曽谷で、人と日々が巡る「玄草」。2025年春、木曽駒高原に一棟貸しの宿がオープンします

ノリコ地域情報発信ライター(塩尻市・木曽郡)
画像提供:「玄草」長屋詠一郎さん

2025年春、木曽駒高原の麓に一棟貸しの宿「玄草(げんそう)」がオープン予定。

森の中の一軒家に宿泊する時間を通して、じっくりと木曽谷の魅力を堪能できる過ごし方も提案します。

「玄草」の立ち上げに携わるのは、フォトグラファーの長屋詠一郎さん。国内外での暮らしを経て、縁あって木曽へ。4年前に地域おこし協力隊として木曽町に着任。雄大な自然に囲まれ、人々の温かさが根付き、伝統と歴史が受け継がれている町に魅かれ移住しました。

玄草で作業中の長屋さんにお話をお聞きしました
玄草で作業中の長屋さんにお話をお聞きしました

木曽谷の魅力を伝える様々な活動を通し、出会いや経験を重ねるうちに、木曽で活動する陶芸家・作家さんの魅力を伝える場所、実際に触れられる場所が必要だと感じるように。

木曽ひのきなどを一堂に集めた場所があれば、もっと多くの人が木曽谷の魅力や美しい村の良さをすぐに体験することができるのではと取り組んでいます。木曽谷に暮らす人と関わる人をつないで掛け合わせることで、木曽谷の空気と自然を感じる新しい場所が生まれようとしています。

「玄草」の由来

「とても気に入っていますし、多くの方々に褒めて頂いています。二宮さん、本当にありがとうございます」と笑顔の長屋さん
「とても気に入っていますし、多くの方々に褒めて頂いています。二宮さん、本当にありがとうございます」と笑顔の長屋さん

玄草の文字は、木曽町が加盟する「日本で最も美しい村」連合の二宮副会長に書いて頂いたもの。

薬草の小谷宗司先生との出会い。ぜひ長屋さんのインスタグラムをご覧ください(画像提供:長屋詠一郎さん)
薬草の小谷宗司先生との出会い。ぜひ長屋さんのインスタグラムをご覧ください(画像提供:長屋詠一郎さん)

「玄草」の由来は、日本の三大薬草のひとつ、現の証拠(ゲンノショウコ=玄草)から。1000年以上に渡り、人々に重宝されてきた植物です。これからも時代を超えて愛される植物でしょう。「玄」という字は、黒く染められた糸束を表し横棒を渡して吊るされた様子を表すと言われ、「入口・玄関」という意味があります。玄草が木曽谷を訪れる方の玄関口に、そして人と日々が玄草を通じて巡っていくような、そんな場所を目指しています。

工事が進む中、10月に玄草の庭にて植樹イベントを開催しました。1年後に観察会を予定、成長した様子を見る楽しみも。玄草はすでに人をつなぐ場所になっています。

オープンまでの様子も見逃せない「玄草」!ときどき訪ねて、玄草の取り組みや木曽の魅力をご紹介します。

一棟貸しの宿「玄草(げんそう)」※2025年4月オープン予定

■詳しくは長屋詠一郎さんのインスタグラムをご覧ください

地域情報発信ライター(塩尻市・木曽郡)

行ってみたい!と思えるような素敵なお店や季節のイベントなど、わくわくする情報を発信しています。人の温かさと魅力にも惹かれながら、取材に駆け巡る日々を楽しんでいます!

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