おそば屋さんの丼ものといえば、天丼、カツ丼、親子丼、玉子丼が定番ですね。

その中で番地味な存在なのが玉子丼で、あまり注文している人を見かけることがありません。

しかし、筆者は「玉子丼」が一番好きなのです。

「玉子丼」が食べたくて、この日向かったお店は『そば処 季白』です。

お店は動物園通りに面した東旭川南1条5丁目にあります。

オープンしたのは2019年9月で、その前は「四條庵 東旭川店」が営業していた建物です。

しばらくぶりに訪問したのですが、店内には「営業に関する大切なご案内」という張り紙があり、店主の奥様がご病気でしばらくは夜の営業をお休みすると案内されていました。

1日も早く奥様の病気が良くなられるといいですね。

『そば処 季白』は、そば、丼もの、セットものとメニューは豊富ですが、今回は「玉子丼」を食べると決めてきたので、お品書きを見ても迷いません。

初志貫徹で「玉子丼」を注文しました。

ひと言で玉子丼と言っても、お店によってさまざま。

具材も玉子と玉ねぎだけのお店もあれば、シイタケ、板カマボコ、タケノコが入っているお店もある。

上には刻んだりちぎった海苔がのっていたり、三つ葉が添えられていたり。

『そば処 季白』の「玉子丼」はシンプルに玉子と玉ねぎだけ。

丼の中のごはんが見えないぐらいたっぷりと具が盛り付けられています。

汁気は少な目で、玉子にはわりと火が通っています。

タレが染みこんだ玉子の味付けはしっかり目でごはんにぴったりの味です。

カツ丼のとんかつや親子丼の鶏肉のように主役は入っていませんが、「玉子丼」は玉子だけで完成している究極の丼料理ですね。