「ウルトラセブン」祝55周年! 食玩フィギュアで振り返る昭和ウルトラマン♪
ウルトラセブン
今年55周年を迎えた「ウルトラセブン」は、1967年10月1日から1968年9月8日まで放送された、円谷プロの「空想特撮シリーズ」の第3弾。前作「ウルトラマン」は自然現象の一部としての怪獣出現が主なテーマだったのに対し、「ウルトラセブン」では地球侵略を目論む宇宙人との対立がストーリーの中心となっています。SF色を強く打ち出す方向性は企画の段階から決まっていたそうです。
スペック
デザインは「ウルトラマン」に引き続き成田亨さん。頭部のデザインは西洋の甲冑をモチーフにしているとのこと。森次晃嗣さん演じる主人公・モロボシダンが、メガネ型アイテムのウルトラアイを着眼することで変身します。身体は伸縮自在で、巨大な敵との戦闘時には身長40m・体重35000tまで巨大化することが可能。ジャンプ力400m、走行速度時速800km、飛行速度マッハ7、年齢17000歳。必殺技はエメリウム光線、ストップ光線、ワイドショットなどをはじめとする光線技や、お馴染みのアイスラッガーを用いた念力技など多数。
ちなみに息子は「ウルトラマンゼロ」、縦弟が「ウルトラマンタロウ」です。
怪獣・宇宙人
初代ウルトラマンに負けず劣らず、個性的で魅力的な怪獣や宇宙人がたくさん出現します。
第3話「湖のひみつ」に登場する宇宙怪獣 エレキング。今では可愛い系怪獣としての地位を確立しています。
第14・15話「ウルトラ警備隊西へ」に登場する宇宙ロボット キングジョー。ペダン星人が造った合体ロボです。なかなかの強敵でした。
そして、みんな大好きメトロン星人。第8話「狙われた街」に登場します。この第8話は特にお気に入りの回で、ブルーレイが擦り切れるほど繰り返し観ています。かなり大人向けのテイストで、何度観ても色々と考えさせられるストーリーです。最後のシニカルなナレーションにはグッときます。
名場面
ちょっとフザけましたが、ちゃぶ台シーンと夕焼けをバックにした戦闘シーンは特撮史に残る名場面です。
「ウルトラセブン」は、おそらくウルトラシリーズの中で最も大人向けの作品だと思います。アクションシーンやウルトラ警備隊のメカの演出などは外連味たっぷりに描かれていますが、ストーリーの中核には常に深いテーマが見え隠れしているような作品です。未視聴の方はご覧になってみてはいかがでしょうか。