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米女優キャサリン・ハイグル、階段を下りながら「歩きスマホ」で足首捻挫

佐藤仁学術研究員・著述家
キャサリン・ハイグルのインスタグラムより(写真:ロイター/アフロ)

 アメリカの女優キャサリン・ハイグルが、自身のインスタグラムで右足を捻挫している様子の写真をアップした。数週間前に階段を下りている時に「歩きスマホ」をしており、足を挫いてしまったことを明らかにした。

「スマホをしている時は、他のことはしちゃダメ!」

 さらにキャサリン・ハイグルは、インスタグラムを見ている全ての人に「歩きスマホはしないように」「スマホ運転はしないように」「走りながらスマホをしないように」「話しながらスマホをしないように」「運動しながらスマホをしないように」「お酒を飲みながらスマホをしないように」、「スマホをしている時は、他のことはしちゃダメ!」(just don’t do anything else while texting! )と注意を呼びかけた。

とにかく危険で誰も得しない「ながらスマホ」

 「歩きスマホ」や「ながらスマホ」で大きな怪我をしたり、大きな事故やトラブルに巻き込まれたり、相手に怪我をさせてしまい加害者になってしまったことのある人は「ながらスマホ」をしなくなる傾向がある。

 キャサリン・ハイグルは階段を下りている時に「歩きスマホ」をしていて足首を捻挫してしまった。駅でも階段を下りている時の「歩きスマホ」をよく見かけるが、階段を下りている時は、特に危険だ。自分では「歩きスマホ」をしていても、足元も見えていると思い込んでいるが、実際には視野が狭くなっており足元は見えていないので、足を踏み外してしまい、捻挫をしたり、転倒して大怪我をしやすい。だが、怪我をしたり、相手に怪我をさせて加害者になってしまってからでは遅い。

 さらに「歩きスマホ」をしている人は視野が狭くなっているにもかかわらず『自分だけは大丈夫』『絶対に事故に遭うことはない』と思いこんでいる。そして神経がスマホの世界に集中しているので、障害物や他人にぶつかりそうになっても『自分はスマホのチェックで忙しいのに、どうしてどいてくれないの?』『今、LINEの返事をしているんだから』などと、自己中心的な思考に陥っていることが多い。

 「歩きスマホ」をしない人にとっては、そのような態度と行動がさらにイライラさせる。このようなことが毎日あらゆるところで繰り広げられている。「歩きスマホ」は誰も得をしない。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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