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韓国の健康美を先導する“Dカップ女神ボディ”、ユ・スンオクの素顔(後編)

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ユ・スンオク(写真提供=PROFEssional Entertainment)

昨今、韓国は健康志向が高まり、それを先導する“マッスル美女”たちが注目を集めている。そのなかでも一際輝いているのがユ・スンオクだ。

スリーサイズ「91cm・58cm・97cm」という抜群のスタイルは男性のみならず女性にも憧れの的。人気タレント、レースクイーン、グラビアモデル、チアリーダーなどが一斉に集った「MAXIM K-Model Awards」に出席した際も、大きな注目を集めた。

健康美やダイエットを先導するマッスル美女としての役割を担いながら、女優業にも精を出すユ・スンオク。最近も映画『ミョンドン』に主演することが明らかになっている。

同作の出演料はすべて南スーダンの「ユ・スンオク幼稚園」に寄付するとも伝えられている。

そんな彼女の素顔に迫るべく、独占インタビューを行った。

――韓国ではすでに「健康美の伝道者」ですよね。韓国では美の価値観が変わりつつあると聞いています。

(参考記事:整形よりも肉体改造!? “美しすぎるフィットネス・タレント”たちが韓国で大人気のワケ

その通りです。細くて白い女性が美しいという価値観が大半を占めていましたが、もう少し広がってきたようです。健康美という見方ができるようになり、少なくない人が健康的な女性が良いと考えるようになりました。

私も以前はモデルが夢だったのでスリムな体型に憧れましたが、今は少しずつ見方が変わって今の自分の体を好きになれました。コンプレックスが認められたような思いがして、とてもうれしいです。

――韓国にはクールビューティーな “マッスル美女ニューフェイス”が雨後の筍のよう登場して「群雄割拠時代」とも言われています。そんななかで韓国の人たちがあなたを支持する理由はどこにあると思いますか。

やはり、弾力のあるバディでしょうか(笑)。あとはコンプレックスを克服したというところを好意的に見てくれているように感じます。私ができたのだから「自分もそうできる」と希望を持ってくれる人が多いのではと思っています。

ダイエットに関心がある人は多いですし、挫折した人も多い。ダイエットに成功する人としない人の差は、たったひとつだけだと思います。やるか、やらないか。どんなに面倒でわずらわしいことがあっても、勇気を出して、やり続けられる人が成功する。本当にたったこれだけのことだと思います。

(参考記事:秘蔵写真10連発!! “奇跡のDカップボディ女神”ユ・スンオクが誕生した決定的瞬間!!)

――最近は運動だけでなく、演技にも力を入れられているそうですね。

演技に関しては、一歩一歩、少しずつ成長していけたらと思っています。やっていて楽しいですし、他人の人生を演じることの楽しさもあります。

最初はとまどいもありました。自分自身のこともよくわかっていないのですから。他人の人生を演じる難しさがあって。でもやればやるほど魅力も感じていますし、今はちょっとずつ段階を踏んでいます。

――アフリカへの寄付活動もされています。きっかけは?

アフリカの南スーダンに幼稚園を建てています。私はWECAという救護団体の広報大使をしているのですが、南スーダンでは教育施設が不足しているんです。

実際に同地を訪れて、子供たちの現実を見ました。裁縫を教えたりもしました。実は教職資格証を持っているんです。彼らに少しでも教育を受けられる場を提供したいと思って、幼稚園を作る活動をしているのです。

――素晴らしい活動だと思います。プライベートについても教えてください。休日はどのように過ごしていますか。

登山が好きです。ランニングやバレエなどなど、なるべく運動をしようとしますね。あとたくさん眠ります(笑)。

映画もよく見るのですが、私は夜遅い時間に映画を見る“深夜映画”が好き。深夜に映画を見る理由は、自分でも考えていなかった感情が出たり、感受性が豊かになったりするからです。昼に見たときと印象が変わりますよ。ぜひやってみてほしいです。

あとは映画を見たら、すぐにネットで他の人の感想や解釈を調べることが多いかな。映画は見た人によって解釈が変わるところがあるでしょう? 他の人がどうやって見たのかすごく気になるから、ネットで探します。

――日本の文化で知っているもの、好きなものはありますか。

日本のラーメンが好きです。お寿司も好きですね。ダイエットをするときにお寿司を食べたりもしていました。ただ、一度も日本に行ったことはないんです。機会があれば行ってみたいと思っています。

――ぜひいらしてください。きっと日本にもファンがいると思います。

日本に私を知っている方がいるでしょうか。中国では少し活動したので私を知っている人もいると思いますが…。もし日本にそういう方がいれば、想像もしなかったことですし、本当にうれしいことです。もし日本に行く機会があれば、ぜひコミュニケーションしたいですね。

――今後のビジョンを教えてください。

健康美を伝える役割は今後もずっと担っていければと思っています。私に注目してくれる人は、運動や健康がキーワードになっていると思うので。ほかには女優としての活動も少しずつでも広げていければ。モデルとしてもやっていきたいですし…もう今やっていることすべてですね(笑)。韓国には私のほかにもたくさんのフィットネス・タレントが活躍していますが、ほかの方々も私と同じようなビジョンを持っているのではないでしょうか。

(参考記事:韓国メディア選定!! 「2016年に輝いたマッスル・クイーンTOP10」は誰だ!?)

記者さんと同じように、人々は私に「職業はなんだ」と聞きます。私は今自分がやっていることをすべてやりたいと答えます。すべての領域を少しずつ広げていって、認めてもらえるまで頑張りたいですね。(おわり)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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