【英会話】情報収集する で、get information を使ったら、首を振られた。なんで?
20年ほど仕事で英語を話していますが、英語として正しくても、不自然な言い回しを使ってしまうことが、まだまだあります。
そんな私の失敗英語や、今も私の周りで起こっている失敗英語を多少脚色も加えて、ご披露します。今回は読むと自然な英語を得られるお得なエッセイです。
情報収集したがらないんだよ。
このあいだ友人のRichにホームページの更新曜日について相談されました。いつ更新すると一番いいのかという相談です。私はもうメルマガとかブログとかを書いていないですが、2年ぐらい前までは書いてたんで、詳しいんじゃないかな? と思ったらしい。
もちろん、私は専門家じゃないんで経験談しか言えないんですが、月曜日の朝は反応が悪いということは知っていたんです。なので、日本人の多くは月曜日の朝は情報収集したくないみたいだよ のつもりで、
A lot of Japanese people don't want to get information on Monday morning.
って言ったんですが、サクッと首を振られる。
なんでさ? get informationって言い回しあるじゃんと言うと、get informationは、get information about ~~~ という形で具体的な何かの情報を得るって言う風に使うんだよ とのこと。単独では、ふわっとしていてなにをいいたいの? って思っちゃうんだそうです。
じゃあ、どういうの? ってきくと、Richにヒントは、事実をきちんととのこと。
みなさんなら、どう表現されるでしょうか?
事実をきちんと と言うからには、ポイントは情報収集の具体的内容です。
でも、日本人がやろうとするいろんな情報収集ですから、なかなか一言ではあらわせない。何か共通項がないかなと思って考えてみると、はっと思いつく。みんなに共通するのは、新しい何かを獲得する(習得する)ということ。であれば、
A lot of Japanese people don't want to learn something new on Monday morning. (get something new では新しい品物を買うという意味になるので、learn にしました)
とすると、Richはニンマリ。自然でよくわかる英語だと太鼓判をもらいました。
英語は具体的な表現を好む言語なので、ちょっとふわっとした表現になるときには注意が必要です。ちょっと面倒だなと思いますが、よく考えるとその面倒さのおかげで、日本語でなんとなく使っている言葉や言い回しの内容を深く考えるきっかけになります。情報収集って、確かに何か新しいことを得ることですよね。
このあたりは、英語と日本語を行き来する面白さです。自然な英語を知って、日本語の質もレベルアップ、一挙両得ですよ。
と、こんな感じで、Native English Speakerたちとの英語やカルチャーギャップのお話をご披露したいと思っております。
お気に召しましたら是非ともごひいき(フォロー)くださいますようお願い申し上げます。
イラスト 大橋啓子