二月風廻り(ニンガチカジマーイ)のあとは東京で雪?
『二月風廻り(ニンガチカジマーイ)』
二月風廻り(ニンガチカジマーイ)とは沖縄の方言で旧暦の二月に天気が急変し、風の廻り(変化)が早くなり、突然海が荒れる現象です。
台湾付近で発生した低気圧が急激に発達しながら沖縄付近を通過する際に起こるものです。過去には二月風廻り(ニンガチカジマーイ)によるものと見られる海難事故が発生しています。
【二月風廻り(ニンガチカジマーイ)が来るときは何もしない】
漁師の方に伺ったところ「二月風廻り(ニンガチカジマーイ)の前は波の状態はなぎだけど、いきなり雨が降って北風が吹いて怖い」「海が荒れるのは、潮の流れを見てわかる。」「(二月風廻り(ニンガチカジマーイ)が来るときは何もしない。船をおろして通り過ぎるのを待つだけ」だという。
【発生しやすい日】
那覇の過去のこの時期の気圧と降水量の変化低気圧が通過すると気圧が大きく下がり、強い雨が降りやすくなっています。新暦の3月21日~22日にかけて気圧が低く降水量が多くなっています。二月風廻り(ニンガチカジマーイ)は天気図などで事前に予測が可能です。これからは海水浴や潮干狩りシーズン。海にお出かけの際は予報をコマメにチェックする事が大切です。
【二月風廻り(ニンガチカジマーイ)のあとは雪が降る?】
沖縄付近を通過した低気圧が本州の南へ進むと、南岸低気圧として関東沖に進んだ場合は雪を降らせるパターンがあります。きょう14日(火)夜からあす15日(水)朝を中心に関東地方で雪の予想が出ています。今回は南岸低気圧の下層暖湿気に上空寒冷渦が関東付近まで南下するため、雨・雪雲が出来やすい気象状況となり東京都心でも雪の可能性が出ています。最新の気象情報にご注意下さい。