台風の中心は八重山地方へ

　大型で非常に強い台風14号は、10月3日（火）の午後9時には沖縄の南にあって、1時間に10キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、暴風域を伴っています。今後は強い勢力で暴風域を伴いながら北西方向に進み、4日（水）には先島諸島の南に達する見通しです。

　最接近の見込み

　石垣島地方　　4日昼前

　与那国島地方　4日夜のはじめ頃（午後6時～21時頃）

動きが遅く影響長引くおそれ

　台風14号は沖縄付近でなかなか北上が出来ず、西寄りに進む見込みです。そのため、動きが遅くなり強風や大雨などの影響が長引くおそれがあります。高波にも警戒して下さい。台風の中心からやや離れている沖縄本島地方でも断続的に雨や風が強まる予想です。

石垣島は東寄りの風に注意

　石垣島の観測史上1～10位の最大瞬間風速の値をみてみますと、10月に観測したものがあります。2007年10月6日は台風15号の接近にともない、石垣島では59.6メートルの東南東の風を観測し、現在も10月の観測史上1位の記録となっています。八重山地方は4日にかけて東寄りの風、最大瞬間風速30～35メートルが予想されています。東側に開けた地域や家の窓や玄関などは特に注意して下さい。

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