京都にある世界遺産「二条城」の前にたたずむ五つ星ホテル「HOTEL THE MITSUI KYOTO（ホテル ザ ミツイ キョウト）」。

穏やか心地よい風がそよぐ春の日にテラスでいただいた、桜と春がテーマのアフタヌーンティーが感激のすばらしさだったのでご紹介します。

SAKURAアフタヌーンティー

「SAKURAアフタヌーンティー」は、桜のかれんな姿や甘く華やかな香りをまとった7種のスイーツと、2種のショートブレッド、瑞々しさや生命力を感じさせる春の食材が彩り豊かな6種のセイボリーのセットです。伝統工芸品のテーブルウエアにもご注目。

飲み物はTWGの数多くのセレクションやコーヒーメニューに加え、バーテンダー特製モクテルから2種選べ、フリードリンクプランでは種類を変えて飲み放題。

それでは詳しくご紹介します！

ウエルカムドリンク

ウエルカムドリンクは、京都・御所南で150年近く営む日本茶専門店「柳桜園茶舗（りゅうおうえんちゃほ）」の玉露です。

「金網つじ」のティーインフューザーに茶葉を入れ、「茶陶朝日焼」の青磁の茶器にかけて、適当な温度にて提供される白湯を自分で注いで淹れます。このプロセスが楽しいのです。

2分待ってできあがり。上品な水色の中にふくよかなうまみがしっかり感じられました。

お花見気分で楽しめるスイーツとセイボリー

京金網を紡いだ曲げわっぱの器にピンク系の砂糖が敷き詰められ、愛らしいスイーツたちが3種盛り付けられています。

桜あんバタークッキー

わぁ、このビジュアル！八重の花びらのように丁寧に重ねられた桜あんバターは、ふわっと軽い豆乳バタークリームの中に感じる桜あんの味わいが好き。

ココナッツの桜餅

苺と桜あんを巻いたココナッツ風味のマシュマロ。繊細な装飾に総絞りの袖を思い浮かべました。

バニラな苺

アラザンゴールドを種に見立てたデコレーションがなんともエレガントでかわいいですね。

桜と京都産苺「章姫」のソースをしのばせたバニラ香るホワイトチョコムースを、ホワイトチョコレート、苺ジュレでつややかにコーティング。甘酸っぱい苺ムースがとろり。たまらない♪

「開化堂」の銅製の菓子缶は、ふたを開けると2段になっていて、ピンクのスイーツたちがかわいらしく登場します。

文旦とラズベリーのパヴロヴァ

パヴロヴァ、大好きなんです。サクサクのメレンゲにバニラ香る生クリーム、文旦のほろ苦さとラズベリーの甘酸っぱさがアクセントにて楽しめました。

グリオットとトンカのマカロン

桜餅に似た香りを演出するトンカ豆を使い、グリオット（チェリー）ジャムを合わせたピンクのマカロン。サックリふんわりとした食感に加え、濃厚なアーモンドの風味が絶品の味わい。

桜のシュークリーム、苺のパンナコッタ

「桜のシュークリーム」は絶妙に軽く焼き上げられたピンク色のシュー皮そのものがすでに美味しい。桜風味のカスタードとルバーブのジャム入り。

「苺のパンナコッタ」はミルキーなパンナコッタに甘酸っぱいハイビスカスのゼリーを合わせたヴェリーヌ。

苺や桜に、程よい甘酸っぱさやほろ苦さを合わせたかわいらしくて味わいも楽しめるスイーツばかりでした。最高！

2種のショートブレッド

スコーンは時間がたつと劣化しがち。すべてのアイテムをおいしく食べて欲しいというシェフの思いから、スコーンの代わりにショートブレッドが登場。

桜の葉を生地に練り込み、ラズベリーと桜の葉を合わせたホワイトチョコレートをかけた「桜」のショートブレッドには、苺と桜のジャムがおすすめ。

「白胡麻」のショートブレッドには、京都産の豆乳クリームのホイップがおすすめ。ショートブレッドそのままでもおいしいし、コンディメンツもぜひ味わってほしい。

日本の春と海外のエッセンスを感じるセイボリー

桜や春をテーマにしたセイボリー。様々な技法にて和に異国のエッセンスをしたため、ビジュアルも味わいも楽しめるものばかり。

桜鯛寿司 桜ジュレ

桜鯛の上に桜の花を閉じ込めた桜のジュレをのせたお寿司。酢飯の味も良いのがさすが。

桜餅 ひよこ豆のフムス

桜餅をイメージしたこちらは、あんがフムス（ひよこ豆から作られるペースト）エキゾチックなニュアンスが楽しめるのが新鮮！

鶏肉のテリーヌ、赤米のチップ　コールスローとサーモン

鶏肉のテリーヌは、おぼろ玉子、薄いきゅうりのみずみずしい食感、ミントの香りでさわやかに。

赤米のおこげチップとはお手間入り。サーモンとサワークリームをトッピングし、カリカリッとした食感で楽しめました。

スペアリブのバルサミコ煮 蒸しパン、桜海老と菜の花の卵豆腐

豚の角煮まんをバルサミコ酢の味わいで。アフタヌーンティーのアイテムで味わえるとは画期的。

器の中心に鎮座する卵豆腐は、桜海老と菜の花が目にもごちそう。京風の和出汁仕込みで納得のおいしさ。

飲み物も圧巻のラインアップで楽しめます

革製のトランクに並べられたTWG Teaの缶はオールピンクで登場。かわいすぎます～！

飲み物はドリンクメニューの豊富なラインアップから2種選べ、フリードリンクプランならフリーフローです。

今回はまず「Sakura Sakura Tea（チェリーローズ）」からいただきました。緑茶ベースに上品な桜の風味。ぜひセイボリーに合わせてみてください。

バーテンダー特製のペアリングモクテル3種

バーテンダー特製のモクテル3種がこのアフタヌーンティーに合わせて登場。

雪解けから春が始まり、桜が咲き、やがて芽吹きを迎えるという時の流れになっています。

「雪解け」はスッキリとした柚子ソーダに、カモミール風味のエスプーマが半ばジュレのようにプルプルと楽しく味わえます。

「桜スカッシュ」はTWG teaの「Sakura Sakura Tea（チェリーローズ）」にアールグレイティーを合わせ、少し発泡感もあるティーモクテル。

「芽吹き」は、一晩水出しした玉露をベースにミントティーなどを合わせたモヒート風。

モクテルもドリンクメニューのアイテムに入っているので、フリードリンクプランでは全種類味わってみてください。

おわりに

いかがでしたか？アフタヌーンティーセットのアイテムはいずれもしっかり作りこまれていて、ビジュアルはもちろんのこと味わいも格別。伝統工芸品に触れながら雅な気分で楽しめて超オススメです！

テラス席も予約可能です。雨天の場合は店内でいただけます。

ロビーラウンジに活けられた桜。場の雰囲気にぴったりでしたよ。

取材協力：HOTEL THE MITSUI KYOTO