メルセデス・ベンツCクラスのSUV、GLC登場!
メルセデス・ベンツ日本株式会社は本日、同社の主力モデルである「Cクラス」のSUVタイプである「GLC」を発表した。
昨年メルセデス・ベンツ日本は、6万台を超える過去最高の新車登録台数を記録して輸入車No.1の座に16年ぶりに輝いたが、その立役者となったのがCクラス。ミドルクラスのサルーンとステーションワゴンで構成される、いわゆる基幹モデルとして昨年の人気モデルとなった。
そんなCクラスに、新たにSUVタイプが加わった。それがこのGLCだ。CクラスをベースとするSUVは、先代モデルのGLKがそれにあたるが、メルセデス・ベンツでは現在車名の変更・統一を図っており、SUVモデルは全て「GL」という名前となり、その末尾にクラスを表すアルファベットがあたえられる。CクラスベースならGLC、AクラスベースならGLA、そしてEクラスベースならGLEといった具合だ。
今回登場したGLCは、待望の右ハンドル。先代GLKまでは4WDの機構上、左ハンドルしか作れなかったが、今回からは右ハンドルが用意された。また搭載エンジンも先代は3.0LのV6だったが、今回は2.0Lの直噴ターボというイマドキのエンジンを搭載している。最高出力は211psで、燃費は13.4km/L。トランスミッションは9速ATとなっている。
Cクラス同様、充実した安全装備があたえられるのも特徴で、ディストロニック・プラスのアダプティブ・クルーズ・コントロールでは、ハンドルをクルマが動かす半自動運転といえる機能も備えており、渋滞時の追従等でドライバーをアシストしてくれる。
その他では、車両周囲の状況が画像で確認できる「360°カメラシステム」や、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車および車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」を標準装備するのに加え、テールゲートを自動開閉できる「EASY-PACK自動開閉テールゲート」も標準で装備されている。
メルセデス・ベンツの2016年は、SUVモデルを充実させていく方針とのこと。いまや我々のライフスタイルが変化した中にあって、SUVは定番といえる存在になってきており、多くのメーカーが様々なサイズのSUVを送り出しているのが現状である。そうした中にあって、メルセデス・ベンツは日本でも人気の高い、CクラスをベースにしたこのGLCをラインナップすることで、昨年以上の新車登録台数を実現しようとする狙いがある。
果たしてこのモデルがどのように販売が推移していくのかにも注目したいところだ。