本日富士山に初冠雪が見られましたね。朝晩も涼しくなり、食欲の秋の到来です（笑）

子供の頃、事故をして入院した時に友達がお小遣いを出し合って買って来てくれた『マルキーズ』のメロンシャンテ。病室で仲良く食べたあの味は、怪我をして良かったなんて思えるほどおいしくて、ほっぺたが落ちそうでした。
あれからかなり時が経っているのに、マルキーズの前を通る度に、あの日の事を思い出して懐かしんでいました。

物価も上昇し、あんな贅沢なケーキはもう販売していないだろうと勝手に思い込んでいましたが、『竜王戦おやつ選びコンテスト』にマルキーズのメロンシャンテがエントリーされているのを見て「これは、行かなくちゃ！」と急かされるようにお店にやって来ました。

場所は市民文化会館のすぐ近くです。町中ですが、広々とした駐車場があるので安心です。

昔から変わらない紅い屋根と、フランス国旗と同じトリコロールの3色の看板、そして洋菓子屋さんなのに筆で描かれた手書きのPOP。懐かしさとワクワク感が入り交じる中、ドアを開けます。

レトロな店内のガラスケースには、焼菓子や洋菓子が並んでいます。
「そうそう、これ、おいしかったんだよね！」と懐かしいものから、新作のケーキ、富士宮のマスを使ったお菓子などメロンシャンテを目当てに来たのについつい目移りしちゃいます。

店頭に立つ奥様も昔から変わりませんが、焼菓子の値段も昔から据え置き?!と思うくらいに安いです。

メロンシャンテは時価で金額が変わるそうです。今回は1200円でした。

「メロンの時価が高くなってしまって…」と奥様が話してくれました。
ケーキで1000円越えは高いと思ってしまいますが、メロンを半分使っていると思うと、採算取れるのかしら？と心配になるほどのコスパの良さです。

目移りした挙句、メロンシャンテと焼菓子を5つ購入しました。
昔の話をしながら、取材の申し出をすると快く承諾してくれて、「メロンが崩れやすいから、気を付けてね！」とお土産まで持たせてくれました。

大切に持って帰って来たつもりですが、ちょっと形が崩れてしまいました。
そういえば、王位戦から人気が沸騰した名古屋のぴよりん（ひよこの形をした洋菓子）を崩さず持ち帰る『＃ぴよりんチャレンジ』が話題になっていましたね。『＃メロンシャンテチャレンジ』も話題にできそうです！

というわけで少しだけ崩れてしまったメロンシャンテですが、測ってみるとメロンの直径は約13.5cmもあり、細かな網目のメロンはみずみずしくてあま～い！このつやを見て下さい！

上には生クリームと巨峰が乗っていました。上に乗っているフルーツは旬のものを使用しているそうです。

中にはカスタードクリームとカステラが入っています。
カステラにはメロンの果汁が浸み込んでいて、ただものではないカステラになっています（笑）！これこそ贅沢の極み！幸せを感じるケーキでした。

香り豊かな『ブランデーケーキ』は贈答品としても人気で、贈答品でもらったらとてもおいしくて、自宅用に買いに来る方も多いそうです。

懐かしさの詰まったマルキーズ。今度は崩さないように底の広いクーラーボックス持参で＃メロンシャンテチャレンジしたいと思います！