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トナカイさんへ伝える話(95)キッズライン元シッターに懲役25年を求刑 被害児童による意見書も

小川たまかライター
(写真:イメージマート)

 ベビーシッターマッチングアプリ大手「キッズライン」の登録シッターだった男による児童らへの性加害事件の裁判が7月1日に東京地裁で結審し、検察は懲役25年を求刑しました。

 男は2019年1月に、キッズライン登録時の犯行によって逮捕。その後、加害行為を撮影していた動画記録が発見され、キャンプボランティア時の犯行など余罪が次々と明らかになっていました。

 起訴された事件だけで被害者は20人。検察は「類を見ない犯行」と指摘しました。

 一方、弁護側は強制わいせつのうちの2件を「性的意図がなかった」と否認。この2件については無罪を主張しています。

 意見陳述では、代理人弁護士を通じて被害児童や保護者による意見書も読み上げられました。

※「キッズライン」の登録シッターによる性加害事件で逮捕された登録シッターは2人。1人は女児、もう1人は男児への性加害行為でした。この記事は男児への性加害で逮捕された男児への性加害で逮捕された元シッターの男(31歳)の裁判傍聴記事です。

【注意】この記事には子どもへの性加害についての記述があります。

前回の記事:余罪多数だったキッズライン元シッターによる男児への性加害

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ライター

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

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