【泉佐野市】ワクワクが止まらない!おとなも子どもも楽しめる「レトロな文具カフェ」で宝さがし体験
小川糸さんの『ツバキ文具店』に憧れてお店を始めたんです。
そう話すのは、「カフェ クジラ文具店」店主の北庄司さんと、幼馴染の南場さん。『ツバキ文具店』は、鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う女性の物語。2016年4月に刊行され一躍話題となりました。
JR日根野駅から徒歩1分のところにある「カフェ クジラ文具店」は、文具好きの北庄司さんとカフェ好きの南場さんが夢をカタチにしたお店。
別々の仕事をしていたふたりが、仕事帰りに駅で偶然出会ったことがお店を始めるきっかけになったそうです。
「当時の私たちは、とても疲れていて…。このままでいいのかな、何かはじめたいよねって、立ち話をしたんです。そこで、それぞれが好きだった文房具とカフェを融合したお店をしてみない? って意気投合して。偶然ふたりが小川糸さんの『ツバキ文具店』を読んで感銘を受けていたことにも驚きました。もうそこからどんどん話が進んで…」と話すのは、店主の北庄司さん。
今回は、そんなふたりの夢がギュッと詰まった「カフェ クジラ文具店」で、宝さがし体験をしてきましたのでご紹介します。
木のぬくもりあふれる店内に所狭しと並んだ文房具の数々。地味な印象を受けがちな“文房具”ですが、「カフェ クジラ文具店」の文房具は、カラフルでとても楽しそうなものばかりです。北庄司さんが“クジラ好き”だったこともあり、お店の名前に“クジラ”をつけたのだとか。
手帳に便利な「フリクションスタンプ」(132円)。わたしも何種類か常備しています。
「お磁ケシ」(308円)。 鉄粉入りの消しゴム。
消しクズを磁石の力でおじさんの頭に集めてゴミ箱へポイ! “おじさんの頭に集める”という発想がなんともユニークです 笑。
「ミニ封筒シリーズ」や「こころふせん」、「ありがとう回数券」など。ちょっとしたお礼や、お心づけに。ユーモアたっぷりでいいですね。
種類豊富なペンが試し書きできるのはうれしい! 「南大阪」と気合の入った文字は、子どもたちが書いたとのこと。地元愛にあふれていて、なんかいいな~。
他のお店ではあまり見かけないこだわりのペンもあり、ペンコーナーだけでも満足できる充実ぶりです。
「STAEDTLERかきかたえんぴつ」(1本77円)。
ドイツの世界的な文具メーカー、「ステッドラー」の商品。わたしも好きで、マーカーや鉛筆削りなどを愛用していますが、こんなおしゃれな“かきかたえんぴつ”は、初めて見ました。プレゼントにも良さそうですね。
“かきかたえんぴつ”らしく、ちゃんと「2B」です。
マスキングテープや、作家さんのメモパッド、ポチ袋も揃っています。
「竹うちわ 一筆箋付き」(418円)。
うちわを封筒に入れて、定形外郵便(120円)で送ることができる、乙なアイテム。
涼しさも一緒にお届けして、お相手の方に2倍よろこんでもらいましょう♪
他にも夏らしい封筒やはがきがいっぱい! メールやSNSなどで大抵のことが完結してしまう今の時代だからこそ、「手書き」の温かみが心にしみるのではないでしょうか?
今年の夏は、暑中見舞いを送ってみませんか?
ワンポイントで夏らしいシールを貼ると温かみが増しますよ。
人気の「Keptクリアペンケース」(660円)は、夏らしくておススメです。透明のペンケースは、中のペンが取り出しやすいのも◎。
北庄司さんに、人気商品を教えていただきました。
「どうぶつのり」でおなじみの「フエキくん」グッズが、おとなにも子どもにも人気なのだそう。
「フエキくんシャープペンシル」、「フエキくんボールペン」(各385円)。
専門ショップがあるほど人気だという「フエキくん」。ペンをポケットにさした時、「フエキくん」が顔をのぞかせる感じがかわいいと評判なのだそう。いつの時代も愛される商品は、すこし力の抜けた、ほっとするキャラクターが多いように思います。みんな癒されたいんですね。
「INKPEN TWIN スキナイロイレテーナ」(220円)。
ネーミングが面白いこちらの商品、とても画期的なんです。万年筆のインクを入れて、オリジナルのツインマーカーやツインペンが作れるという優れもの。
こういう商品があることは知っていたのですが、“ツイン”は初めて見ました。
「ink-cafe 明治のいろ」(1320円)。
レトロカラーのインクも揃っています。どの色も素敵!
店内奥の「カフェスペース」で一休みしたいと思います。
こちらで提供している珈琲は、前回ご紹介した「まちば日和」で大行列ができていた「焙煎と珈琲 織の花。」さんのもの。お店の中にさりげなく設けられているカフェスペースですが、挽きたての珈琲がいただけるなら、カフェだけの利用でも十分満足できそうです。他にも近隣のカフェなどではお目にかかれない、こだわりのドリンクやアイスクリームもあります。
この辺りではあまり見かけない「桜川サイダー」(270円)や、「能勢ジンジャーエール」(250円)も提供されています。
「WOOD VILLAGEアイスクリーム」(400円)。
*味は月替わり
お持ち帰りで食べましたが、ソルベのさっぱり感とマイルドなヨーグルトが今の季節にピッタリで、とてもおいしかったです!
今回のわたしのお目当ては、「クリームソーダ」(550円)。おとなになった今、なぜか定期的に飲みたくなるんです。
なんでしょう、この誘惑は。“レトロかわいい”という表現しか思いつきません。
そして、もちろんおいしい。おとなになってから、「クリームソーダ」を飲んでないな~という方は、ぜひ飲んでみてください。案外さっぱりいただけることに驚くと思いますよ。
商品のセレクトは、主に店主の北庄司さんの担当。お客さんからリクエストをいただいて商品を仕入れることもあるそうです。
「近隣のお店にはない商品を選ぶように心がけています。定番商品もありますが、小さいお店だからこそできるレスポンスの良さを大切にしています」と北庄司さん。
「カフェ クジラ文具店」では、2021年から文具のサブスク「クジラ便」(3500円)もスタート。
1カ月、2カ月、3カ月の中から好きなサイクルを選んで申し込むと、毎回素敵な文房具が自宅に届く“文房具好き”にはうれしい企画。
実際に利用されている方のコメントがご紹介されていました。
ユニークなものとかわいい文具が届き良かったです。
何が届くかわからないのは、わくわくとドキドキですが、出会ったことのない文具もありこれからも楽しみです。
学生さんでしょうか? 福袋のような感覚を楽しまれているようですね!
「自分で選ばないような文具が届く面白さ、楽しさを味わってもらいたい。店が持つセンスやカラーを知ってもらい、ファンになってもらえたらうれしい」と北庄司さんは話されます。
文具のサブスク「クジラ便」の詳細は、公式インスタグラム(外部リンク)よりご確認いただけますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
ほかにも「カフェ クジラ文具店」では、日根野小学校、日根野中学校、日根野高校の制服の取次店もしています。
「『制服のいしはら』で制服を作って、文房具のショッピングがてら『カフェ クジラ文具店』に制服を取りにきてくださいね」と南場さん。
今後の活動は、
10/8(土)11時~19時「WAKAYAMA COFFEE MARKET 2022」
に参加予定とのこと。
また、8/11(木)~13(土)10時~19時には、「スーパーボールすくい」や「かき氷」も楽しめる「カフェ クジラ文具店」のミニ縁日が開催されます。
まだお店に行ったことがないという方も、ぜひこれを機に足を運んでみてくださいね。
*マスクの着用、手指の消毒にご協力をお願いします。
「カフェ クジラ文具店」は、喫茶目的で訪れても、文房具目的で訪れても、こだわりの商品セレクトに満足できるお店だと思います。
でも、せっかくなら1度で2倍楽しい「カフェ×文房具」を満喫するのが良さそうです。
取材後、宝探し気分で買い求めた商品がこちら。甥っ子と姪っ子に、夏のお便りを届けたいと思います。そして、今回の戦利品は…
「Pentel プラマン」(220円)。
万年筆とサインペンのいいとこどりのようなペン。
この辺りのお店ではあまり見かけないので、ブルーブラックとオリーブグリーンをまとめて2本買っちゃいました。他にも素敵な色がたくさんあったので、追加で買い求めたくなるかも?
毎日使うものにこだわりを持つと、平凡な日々がちょっとうれしくなります。
数百円で気軽に買えて、勉強や仕事、日々の生活が楽しくなる文房具。
文房具の魅力は思っているよりも、もっと奥が深いのかもしれません。
そんなこだわりの文房具をみつけに、「カフェ クジラ文具店」へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
【基本情報】
店名:「カフェ クジラ文具店」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市日根野7068(JR日根野駅ロータリーセブンイレブン裏)
営業時間:10:00-19:00
定休日:日曜日・月曜日
駐車場:なし(近くのコインパーキングをご利用ください)
E-mail:kujira.bungu@gmail.com
取材協力 「カフェ クジラ文具店」店主 北庄司様、南場様
*記事中の金額はすべて税込表示です。