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1日に2球場でランニング本塁打 同日2本はリーグ31年ぶり3度目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
ヘッドスライディングするランニング本塁打のキム・ジュウォン(写真:NCダイノス)

26日のKBOリーグは全5試合が18時開始のナイトゲームで行われた。

NCダイノスのキム・ジュウォンはチャンウォンでのLGツインズ戦の6回裏、レフト前に打球を放つと前進してきた左翼手が後逸。ボールがフェンスまで転がる間にキム・ジュウォンはホームに生還し、8号ランニングホームランとなった。

またSSGランダーズのハ・ジェフン(元ヤクルト)もチャムシル球場でのトゥサンベアーズ戦の8回表無死一塁で、4号ランニング本塁打を放った。ハ・ジェフンの打球は左中間のフェンスに直撃する大飛球。ボールが外野を転がる間にホームインした。SSGはこの一打が同点弾となり、続くチョン・ウィサンが二者連続の勝ち越しソロを放っている。

KBOリーグのランニング本塁打はこの日で今季4本目。歴代94本の中で同日2本は1992年5月22日以来31年ぶり3度目。31年前の試合は1球場での2本だった。

◇8月26日(土)の結果

・トゥサン 5 - 7 SSG(チャムシル)

 勝:コ ヒョジュン

 敗:パク チグク

・サムスン 6 - 5 キウム(テグ)

 勝:キム テフン

 敗:イ ミョンジョン

・KIA 12 - 4 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:ペーニャ

・ロッテ 6 - 8 KT(プサン)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:キム ウォンジュン

・NC 7 - 5 LG(チャンウォン)

 勝:イム ジョンホ

 敗:コ ウソク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「平均年齢35歳超えで活躍し勝利」

サムスンライオンズ-キウムヒーローズ(テグ)はサムスンが2-5で3点を追う8回裏、2つの四球と死球で無死満塁のチャンスを作った。この場面で8回表の守備から出場の36歳オ・ジェイルが右中間へ9号満塁ホームラン。サムスンが6-5と逆転に成功した。

サムスンはこの日36歳のペク・チョンヒョンが先発登板。以後、2番手ウ・ギュミン(38歳)、3番手は右腕のイ・スンヒョン(31歳)、4番手キム・テフン(31歳)と30代の4人で継投。9回表は41歳のオ・スンファンが3人で締めて22セーブ目を挙げた。5投手の平均年齢は35.4歳だった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KTウィズ戦に9番センターで出場。1打席目見逃し三振、2打席目レフトフライ、3打席目センター前ヒット。4打席目ピッチャーゴロ。8回表からレフトにポジションを移した。4打数1安打。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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