【荒川区】新年の準備がすすむ素盞雄神社。銀杏の葉が舞い散る中、年越しの祓の形代を納めてきました。
日本には年2回、大祓いという心身を清める行事があります。6月に茅の輪をくぐる夏越の祓。そして、12月には1年の罪、穢れを祓い清める年越しの祓があります。
2024年12月10日、素盞雄神社に来ました。素盞雄神社の年越しの祓は形代に罪、穢れなどを負わせ、わが身の代わりにします。
形代は境内のご神札・御守授与所にていただけます。参集殿の隣に授与所があります。
参集殿には日本酒の樽が置かれていました。新年を迎える準備が始まっているのがわかりました。
こちらが授与所です。お守りや御朱印もこちらでいただけますよ。年越しの祓の形代の初穂料は300円です。
こちらが実際にいただいた形代です。授与所の前のテーブルに用意されているマジックで、顔、名前、年齢を書きます。
髪型等、自分に似せて描くとよいでしょう。名前、年齢を書いたら、形代に息を吹きかけます。そして、その形代で自身の体を撫でます。1年の罪、穢れをこの形代に負ってもらいます。
形代は本殿に用意された鉢にさして納めます。鉢には様々な顔の形代がありました。これらの形代は大晦日に斎行される大祓い式にて、浄火によって焚き清められます。そして、新年を迎えます。
素盞雄神社の新年を迎える支度は進んでいきます。形代を納めた数日後の素盞雄神社の写真です。白い花が1輪あしらわれた手水舎は、師走のせわしさは感じられず、清らかな静寂を感じました。
地面には黄金色の銀杏の葉が積もっていますね。
参集殿にあった日本酒の樽は本殿に移動されていました。
そし2つの鉢は形代でいっぱいになっていました。人々の思いを託した形代は大晦日に向けて、さらに増えるでしょう。素盞雄神社は静かに大晦日・新年へと向かいます。
【神社情報提供】
素盞雄神社
住所 東京都荒川区南千住6-60-1