【札幌市南区】札幌の巨木/温泉の湧くカツラの木。小金湯桂不動記念保護樹木
大きくて古い木って、かっこいいですよね。
定山渓の手前、小金湯に素敵な巨木があると聞き、見に行ってきました。
札幌市南区の「小金湯桂不動記念保護樹木」。
人気の温泉「湯元 小金湯」のエントランス前に立つ桂(カツラ)の巨木です。
どっしりとした幹回りの太さは約10メートル、木の高さは約23メートルです。
樹齢はおよそ700年ほどと言われています。
桂の巨木の傍らには、神社もあります。
葉っぱがない季節なので寒々しい印象かと思いきや、力強く美しい枝ぶりがクリアに見えます。こういう姿もかっこいいですね。
青々とした葉が繁る夏やすっかり雪をかぶった冬など、それぞれの季節の美しさがありそうです。
しめ縄が巻かれ、神秘的な雰囲気。根元に不動尊がまつられているため「桂不動」と呼ばれています。力強い幹まわりは、木の生命力を感じさせてくれます。
桂の巨木は1972(昭和47)年には北海道の「記念保護樹木」に指定されています。説明が書かれた看板も立てられていました。
この地の温泉が小金湯と名付けられたのが1893(明治16)年と書かれています。北海道の、そして札幌の歴史とともに歩んできた巨木なのですね。
小金湯を訪れた際は、桂の巨木もぜひチェックしてみてください。
ちなみに小金湯からさらに南のエリアまで、思った以上に雪解けが進んでいました。
この日(2023年3月21日)は中山峠まで走りましたが、路面凍結もなく快適でした。周辺の雪もかなり減っている印象です。
道の駅名物のあげいもにも長い行列。地元民だけでなく、国内外からの観光客も多く見かけました。
札幌もいよいよ春ですね。
小金湯桂不動記念保護樹木(こがねゆかつらふどうきねんほごじゅもく)
所在地:札幌市南区小金湯25番地
アクセス:じょうてつバス「小金湯」バス停から徒歩5分
「湯元小金湯」公式サイト(外部リンク)