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貴重な晴れ間を有効活用!沖縄は週末以降に接近する台風25号に備えを:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
13日9時の予想天気図(気象庁HPを元に作成)。本州付近は高気圧に覆われる。

13日は、朝にかけて雨が降るところも次第に天気が回復し、晴れるところが多くなる見込みです。
明日14日には早くも西日本の一部で、そして15日にはさらに広い範囲で雨が予想されているため、この晴れ間を有効に活用してください。

一方、南の海上にある複数の台風のうち、台風25号は16日(土)頃には沖縄に接近するおそれがあり、備えが必要です。気象予報士が解説します。

各地で「さわやかな秋晴れ」

13日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
13日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

13日は雨や雪が降るところも朝までで、日中は広く日差しが届くでしょう。高気圧に覆われて湿度が下がり、もう暦の上では冬ですが「秋晴れ」となりそうです。

一方、沖縄では雲がかかるところが多く、このさきも曇りや雨の日が多くなるでしょう。

台風25号は転向する15日以降の進路に幅

台風情報(気象庁HPより)。
台風情報(気象庁HPより)。

台風25号はフィリピンの東の海上で暴風域を伴っていて、このあと15日(金)にかけて西よりに進んだあと、北よりに進路を変える(転向する)予想です。
この転向点以降の予想にはまだ幅があり、海外のモデルでも予報がバラついています。

ただ沖縄では先島諸島を中心に16日(土)以降、暴風域に入るおそれがあり、今日以降出てくる新しい情報に注意が必要です。

15日~断続的に雨、週明けは寒気流入

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

14日(木)は四国を中心に雨が降るところがあり、15日(金)~17日(日)は全国的に曇りや雨のところが多くなるでしょう。
ずっと雨が降っているというより、降ったりやんだりを繰り返しそうです。

そして週明けには今シーズン一番の強い寒気が流れ込むおそれがあり、札幌も雪マークがつきました。
東京や名古屋でも再び朝晩1ケタの寒さがやってきそうですから、前回の寒気流入で暖房器具や布団の準備が間に合わなかった方は今回早めに備えましょう。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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