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異色のカップ麺!マルちゃん新作「赤い天ぷらそば」「緑の天ぷらうどん」を実食レビュー

相場一花グルメライター

2022年11月7日に東洋水産は「赤い天ぷらそば」「緑の天ぷらうどん」を新発売しました。マルちゃんといえば「赤いきつね」と「緑のたぬき」が有名ですが、色と麺が逆になった形で新バージョンとして仲間入りしました。

天ぷらは色にちなんだ材料が使われ旧製品との差別化を図っています。早速、2商品を購入してみました。

マルちゃん:赤い天ぷらそば

こちらが「赤い天ぷらそば」。赤いパッケージなので「赤いきつね」と間違えてしまいそうです。

一番の特徴は「紅生姜入りの小えび入り天ぷら」。どんな味なんでしょうね。気になるところです。

スープは醤油ベースのかつおぶしで味付けしている模様。麺はとろろ芋が含まれていますね。

1食(88g)あたり422kcal。炭水化物は46.9gで食塩相当量は4.5g(めん・かやく1.3g、スープ3.2g)でした。

カップのなかには赤い天ぷらと粉末スープが入っていました。かまぼこなどのかやくは麺と一緒に入っています。調理時間は3分。粉末スープを先に入れてから天ぷらをいれます。

出来上がりがこちら。赤が映えるそばですね。

まずは一番の特徴である「紅生姜入り小海老天ぷら」から食べてみましょう。思ったよりも紅生姜の味はきつくなく、紅生姜の香りが混ざった天ぷらといったところです。サクサクっとした食感にさっぱりとした紅生姜の香りは天ぷらの油っこさをうまく抑えていて、いい味わいです。

次にスープを一口。スープ自体は醤油と鰹出汁が効いたシンプルな味ですが、紅生姜天ぷらから香りがスープに移っていてほのかに爽やかな味になっています。少し甘めのスープですが、紅生姜の香りと合わさっていて、すっきり飲めます。

麺はマルちゃんの「緑のたぬき」と変わりません。ちぢれが効いて、細い麺は天ぷらの油を吸い込みやすいのが欠点ですが、紅生姜のさっぱりした味のおかげで、油っぽさをほとんど感じずに食べることができました。

マルちゃん:緑の天ぷらうどん

次に紹介するのが「緑の天ぷらうどん」です。まさに緑のパッケージが特徴。

こちらは「あおさ」が入った天ぷらが特徴になっています。

原材料のスープには醤油・かつおぶし・こんぶが入っていました。また、わかめもスープに入っているようです。

1食(91g)当たり445kcal。炭水化物は49.6gで食塩相当量は3.9g(めん・かやく1.6g、スープ2.3g)でした。

カップのなかには緑の天ぷらとスープが入っています。麺と一緒にてんかすも入っているのでかなり油っこそうですね…麺の調理時間は5分で粉末スープは先に入れ、天ぷらは後に入れました。

完成品がこちら。スープの表面に油が浮いています…

少し崩れてしまいましたが、あおさ天ぷらを先に食べてみましょう。味としてはまさにあおさ。あおさ以外になにも混ざっていなくて、あおさがメインの味。天ぷらとあおさのコンビは紅生姜と比較するとあまりあっていないような気がします。

かつおなど魚介系の香りが漂うスープを飲んでみましょう。和風スープにあおさとわかめの香りが混ざったような味です。あまり甘みはなく、赤い紅生姜天ぷらよりも味は薄目です。天ぷらと天かすの油がスープに出ているので、和風のさっぱりした味を邪魔しているような印象でした。

ちぢれが効いたマルちゃんのうどん麺は結構油っこいのが特徴です。あおさ天ぷら・天かすの油をさらに吸い取り、気持ち悪く感じるほど変な油分を感じます。マルちゃんのカップうどんはお揚げの方があっていますね。

今回は「赤い天ぷらそば」と「緑の天ぷらうどん」を食べましたが、赤い天ぷらそばはさっぱりしていますが、緑の天ぷらうどんは油っぽく、正反対の印象でした。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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