2023年7月5日に無印良品からチルド菓子の新商品が2つ販売されました。ドライフルーツのリコッタのチーズケーキとティラミスです。

値段はどちらも390円です。無印良品の一部の店舗（チルド菓子を扱っている店舗）で販売されています。

先に感想を述べるとどちらもめちゃくちゃクオリティが高いです。これはぜひ一度、いや絶対に食べてほしいです。

まずドライフルーツとリコッタのチーズケーキについて、食べた感想を紹介します。

ドライフルーツとくるみの食感が楽しいチーズケーキ

カップタイプのスイーツです。表面にはドライフルーツとくるみがたっぷりトッピングされています。

このチーズケーキはイタリア発祥のチーズケーキであるカッサータをイメージしているそうです。

カッサータはリコッタチーズを使い、ドライフルーツなどをまぜたチーズケーキの一種です。日本ではここ2、3年で急激に見られるようになりました。一時期はコンビニやスーパーでも「カッサータ」という名前の商品が見られたこともあり、プチブームもありました。

日本でみられるカッサータは冷凍のものが多いですが、無印良品のこちらはチルドとなっています。またシロップを染み込ませたスポンジ生地が下にあります。

表面のチーズケーキの部分はリコッタチーズをベースにしているというだけあり、普通のクリームチーズで作ったチーズケーキとはやや違う味がします。クリームチーズよりも、やや優しい味わいでしょうか。

また普通のカッサータは冷凍のためにリコッタの風味を感じにくいのですが、こちらはチルドであることもあり、リコッタの魅力がよくわかります。

何よりドライフルーツのむぎゅっとした食感やナッツのゴロッとした食感、チーズケーキのしっとりした食感、スポンジのふわふわなど、とにかく食感が多彩で楽しいです。

楽しくて楽しくてどんどん食べてしまいます。お世辞抜きでとても美味しいです。ぜひ一度たべてほしいです。

しっかりした苦味が魅力のティラミス

続いてはティラミスです。

表面には炭火焼きコーヒーのパウダーがトッピングされています。

中身は2層になっていて、土台にはコーヒーが染み込んだスポンジがあります。一見よくあるティラミスですが味はかなり個性的です。もちろん良い意味で。

土台のスポンジにはしっかりコーヒーが染み込んでおり、咀嚼したときにじゅわっと滲み出てて、コーヒーの味を楽しめます。

しかもこのコーヒーがけっこう苦い。

最近コンビニやスーパーで販売されるティラミスは、コーヒーはごく少量でチョコレートやココアパウダーをメインに使ったものが多く、甘めの味のものが多いです。ティラミスの本来の魅力であるエスプレッソの苦味、深みが感じられないものが主流です。そのほうが食べやすく大衆的なので、そうなってしまうのは仕方がない点でもあります。

一方で今回無印良品が販売したこのティラミスはしっかり苦い。がっつり苦いのです。

もちろんただ苦いわけではありません。表面のマスカルポーネムースのミルキーな味とコク、これとしっかり融合しており、「まろやかさ」と「苦味」が相互に押し寄せる緩急ある味に仕上がっています。

この緩急がクセになりどんどん、どんどん食べてしまうのです。

しっかり苦味があるため、コーヒーが苦手な方はもしかしたら口に合わないと感じるかもしれません。「コーヒーが好き！」「何よりティラミスが好き！」という方は自信をもっておすすめできます。

前述のとおりですが、このような苦味が印象的なティラミスはなかなか食べることができません。ぜひ無印良品を訪れてみてください。